35年の軌跡を刻むマツダ「ロードスター」の特別仕様車が異例の大ヒットの理由とは? “40周年記念車”の準備もすでにスタート!?
即完売で計画の2.5倍に増産!
2025年12月に発表されたマツダ「ロードスター」の特別仕様車「35周年記念車」。ロードスター誕生35周年を祝うこのモデルは、想定以上のオーダーとなっているようで、マツダ側も驚いたとのことです。あらためて、どれくらい好評だったのか整理してみましょう。

“熟成”と“ヴィンテージ”をテーマに、深みのあるアーティザンレッドのボディカラーに、スポーツタンのインテリアカラーを組み合わせた“35周年記念車”は、大人の雰囲気漂うロードスターとなっています。
日本では2024年10月にアンベールされ、同年12月に正式発表、発売は2025年2月に開始されました。発表当初、ソフトトップとRFを合わせて1000台という生産計画がアナウンスされていましたが、マツダが想像していた以上の人気を集め、オーダーはほぼ即座に埋まってしまったそうです。
その結果、マツダは約1500台の増産を決定。最終的に、日本国内では約2500台の“35周年記念車”が用意されることとなりました。2025年5月末現在、新規受注はすでに終了していますが、販売会社によっては展示車や在庫車が残っている可能性もあるとのこと。気になる人は早めに問い合わせてみるとよいかもしれません。
“35周年記念車”の人気の高さを裏付けるデータも出ています。それが2025年4月の販売台数です。ロードスターは国内登録車ランキングで28位にランクインし、前年比223.8%増となる1918台が販売されました。ちなみにこの月、国内で最も売れたマツダ車がロードスターだったとのこと。この数字は、2015年に登場したND型ロードスターのデビュー当時の初動を上回るものであり、国内ではND型として過去最高の月間販売台数を記録したことになります。
記念車効果とはいえ、モデルライフが10年に迫るクルマが過去最高の販売記録を更新するのは異例です。それだけロードスターの魅力が衰えていない、むしろ熟成しより魅力的になっているという市場の評価が表れていると言えるでしょう。
また、購入層については、マツダの想定よりも若い人が多かったとのこと。大人の雰囲気が漂う一台であるにもかかわらず、マツダ社内では入社2年目の社員や販売会社の新入社員が「こんなカッコイイクルマ 他にない!」と目を輝かせて購入していたというエピソードも、ロードスター軽井沢ミーティングで語られています。
そして注目なのが “40周年記念車”に関する動きです。すでに準備を開始しており可能な限り現行NDロードスターで展開したいという意向も語られています。ボディカラーに関しては「明るく フレッシュな色」を想定しているそうで 今後のカラーバリエーション展開にも期待が高まります。
今回の“35周年記念車”がカラーコーディネートでも成功を収めたことを踏まえると 今後のロードスターにおける色選びにも注目していきたいところです。
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