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世界でたった1台の“ハイテクポルシェ” 38年前に登場した「959」のオープンモデル「スピードスター」がオークション登場 気になる落札価格とは

グループBマシンのポルシェ959をベースにオープンに改造

 2025年5月22日にイタリア・ミラノで開催されたRMサザビーズオークションに、1987年型のポルシェ959「スピードスター」が出品され、高値で落札されました。

 どんなクルマなのでしょうか。

オークションに出品され、129万9750ユーロ(約2億1200万円)で落札された1987年式ポルシェ「959“スピードスター”」Paolo Carlini(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに出品され、129万9750ユーロ(約2億1200万円)で落札された1987年式ポルシェ「959“スピードスター”」Paolo Carlini(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's

 ポルシェ「959」は、1980年代後半の第二次スーパーカーブームを代表する1台です。

 911をベースにフルタイム4WD化され、450psを発生するシーケンシャルツインターボエンジンを搭載し、グループBのホモロゲーション取得のために開発されたハイテクマシンでした。

 今回オークションに出品された1台は、1987年11月にシュトゥットガルトで完成したポルシェ959「コンフォート」で、ボディカラーがシルバーメタリック、インテリアはカシミアベージュとブラックレザーのツートンカラーでした。

 このクルマは、1995年のデイトナ24時間レースなどで優勝したレーシングドライバー、ユルゲン・レシグ選手に納車されました。1988年にアウトバーンで不運な事故に巻き込まれるまで、彼はこのクルマで数千kmを走ったそうです。

 事故ののち、この959はポルシェのレーサーであり名工でもあるカール・ハインツ・チャーリー・フォイステル氏の手に渡りました。

 ハイパフォーマンスなマシンに情熱を注ぐフォイステルは、これまでにない959のオープンモデル「スピードスター」の製作に取りかかりました。

 この改造には、4000時間以上を費やしたといいます。彼のチームは、フィッティングや仕上げに最新の注意を払い、洗練されたモデルを創りあげました。

 オープンモデルゆえ電動式のソフトトップを装備し、取り外し可能なハードトップも用意しました。

 1989年のフランクフルト モーターショーとエッセン モーターショーの「オートベッカー」ブースに、この959は展示されました。

 フォイステルは、この959スピードスターに当時としては高額な約120万ドル(当時のレートで約1億6800万円)のプライスタグをつけました。

 現在も、内外装の程度は極上といえます。輸送用ケース入りのハードトップ、トノカバー、高さを低めた交換可能な「スピードスター」ウインドスクリーン、スペアのドアミラー、そしてオーナーズガイドが付属しています。

 2025年5月22日に終了したオークションでは、129万9750ユーロ(日本円で約2億1200万円)と、予想価格よりも高額で落札されました。

Gallery 【画像】ポルシェ「959」にオープンカーがあった! 発見された「スピードスター」を写真で見る(25枚)
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