マツダ「ロードスター」級の軽さに日産「GT-R」のエンジン搭載!? チェコのプラガが制作したハイパーカー『ボヘマ』とは
日産GT-R由来のV6ツインターボエンジンを搭載
700馬力のV6ツインターボを心臓部に持つハイパーカー「Bohema(ボヘマ)」は、チェコの自動車メーカーPraga(プラガ)が手がけた最新モデルです。2024年から限定生産が始まり、その異色のパッケージが注目を集めています。

プラガは1907年に創業されたチェコの自動車メーカーで、かつてはトラックや軍用車、航空機などの製造も手がけていた歴史があります。現在はレーシングカーやカートの製作を中心に事業を展開しており、ボヘマは同社初の公道走行可能なハイパフォーマンスモデルとして2022年に初公開されました。
最大の特徴は、カーボンファイバーモノコックをはじめ、マグネシウムやチタンといった軽量素材を惜しみなく使用した構造にあります。車両乾燥重量はわずか982kgで、これはマツダND型「ロードスター」とほぼ同等の軽さです。近年のハイパーカーとしては極めて異例なスペックといえるでしょう。
搭載されるエンジンは、日産「GT-R」ことR35型に採用されている3.8リッターV型6気筒ツインターボ「VR38DETT」をベースに、英国のリッチフィールド エンジニアリングが専用チューニングを施した「PL38DETT」型です。ターボチャージャーや冷却系、ECU制御などに独自の改良が加えられ、最高出力は700馬力、最大トルクは725Nmを発揮します。
このユニットをミッドシップに搭載し、駆動方式は後輪駆動。トランスミッションにはヒューランド製の6速シーケンシャルギアボックスを採用し、マニュアル操作とオートモードの両方に対応しています。変速スピードや操作感もレーシングスペックに準じた設定とされ、公道とサーキットの両立を狙った仕上がりとなっています。
空力性能も非常に高く、F1チームの風洞設備とCFD(数値流体力学)解析を活用して設計されたボディは、250km/h走行時に900kgを超えるダウンフォースを生み出すといいます。これにより、0-100km/h加速は3.5秒未満、最高速度は300km/h以上というハイレベルな動力性能を実現しています。
インテリアはドライバー中心の設計思想が貫かれており、軽量なバケットシートやレーシングタイプのステアリングに加え、エアコンなど必要最低限の快適装備も用意。サーキット走行を意識しながらも、公道での使用にもしっかりと配慮された仕立てとなっています。
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