コロナ禍で明暗!? ドイツ・プレミアムブランドのなかでBMWが苦戦する理由
2020年1月−11月のBMWは前年同期比マイナス25%の3万1584台
コロナ禍で2020年の輸入車市場は、大きなダメージを受けた。
しかし、ブランドによっては、前年同期と同じ、もしくはさらに大きく販売できたところもあり、一方で大きく数字を落としたところも多い。2020年11月までに、前年比で100%以上を確保しているのは、ジープやポルシェ、シトロエンといった個性派ブランドであった。
そして苦戦したのが、メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲン、BMWといった、輸入車ブランドのベストセラーを争うトップ3だ。
日本自動車輸入組合(JAIA)の速報によると、なかでもBMWは1月から11月の新規登録台数が前年比75%にとどまった。ただし、新規登録台数は3万1584台で、1位メルセデス・ベンツの5万784台、2位のフォルクスワーゲン3万3816台に次ぐ3位のポジションは守っている。
しかし、前年と比べると75%しか売れていない。メルセデス・ベンツは前年比86.2%、アウディは91.5%となっている。残念ながら、前年比でいえば、ドイツ・プレミアムブランドのなかでBMWの成績がもっとも悪いのだ。
では、なぜ、BMWの数字が悪かったのだろうか。
その理由は明白だ。それは、ニューモデルが少なったからだ。
前年となる2019年は日本にやってきたニューモデルが多かった。ニューモデルが多い2019年にたくさん売れて、少ない2020年は苦しかった。しかもこのコロナ禍である。そんな状況でも、よく75%も維持できたといえるほどなのだ。
では、BMWは、2020年にどれだけの新型車を日本に投入したのであろうか。
2020年の1月からいえば、1月に「M8グランクーペ」、3月に「X5M」と「X6M」、9月に改良新型「5シリーズ」と「M5」、10月に「4シリーズ」を投入している。M8グランクーペとX5MとX6M、M5は派生モデルであることを勘案すると、純粋なニューモデルは改良新型5シリーズと4シリーズの2つしかなかったことになる。
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