“次期型が話題”でも今が買い時!? 世界中で売れ続けるマツダのミドルSUV「CX-5」があらためて注目される理由とは
マツダの屋台骨を支える“世界基準のミドルSUV”
英国マツダは2025年6月9日、ミドルサイズSUV「CX-5」の累計販売台数が10万台を突破したと発表しました。登場から7年以上が経過する現行型が、なぜここまで支持され続けているのか。その魅力をあらためて見ていきます。

マツダの現行型CX-5は2017年に登場し、今年で8年目を迎えるロングセラーモデルです。登場から時間が経っても根強い人気を誇り、2023年のマツダ世界生産台数のうち3分の1にあたる36万台以上を占めました。そんななか、英国マツダは累計販売が10万台に達したことを公式に発表。2012年発売の初代から続く高い人気を裏づけています。
2021年末にはフロントグリルや前後ライトのデザイン刷新、シャシーや制御系の改良が施され、走りの質感も向上。熟成が進んだ今も、古さを感じさせない完成度を保ち続けています。
全長4575mm×全幅1845mm×全高1690mmというボディサイズは、日本の都市部でも扱いやすい“ちょうどよさ”が光ります。ちなみに、ライバルであるトヨタ「ハリアー」は全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mmと一回り大柄で、とくに取り回しの面では「CX-5」のほうが優位といえるでしょう。
また、ガソリンとクリーンディーゼルの2種類のエンジンを選べる点も大きな特徴です。とくにディーゼルは、燃料代の安さや力強い加速性能が評価されており、ハイブリッド全盛の中でも独自性を発揮しています。
価格はおおむね300万円台前半から。先進安全装備やディスプレイオーディオも標準で備わっており、コストパフォーマンスの高さも人気を下支えする要素です。
一方で、マツダはすでに次世代型CX-5の開発を進めていることを明らかにしています。自社製ハイブリッドシステムの搭載が予定されており、2024年の北京モーターショーで披露されたコンセプトカー「マツダ・アラタ」のような先進的デザインが採用される可能性もあります。
“熟成の完成形”ともいえる現行型に乗るか、刷新された次期型を待つか。いま改めてCX-5の価値に注目が集まっています。
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