軽なのに“4気筒ターボ”搭載 電動開閉ルーフを採用して23年前に登場 専用工場で生産された初代「コペン」ってどんなクルマ? 【今日は何の日】
軽初の油圧電動開閉ルーフを採用したオープンカー
いまから23年前の今日2002年6月19日、ダイハツ初代「コペン」が発売されました。
どんなクルマだったのでしょうか。

初代コペンは、ダイハツの軽オープンスポーツカーとして登場したモデルです。
軽自動車としては初めて、油圧機構を採用した電動開閉ルーフ「アクティブトップ」を採用したのが特徴です。
もともとは、2001年に行われた第35回東京モーターショーで「KOPEN」という車名展示されたコンセプトカーを市販化したものです。
当時のコンセプトカーでは「軽(K)のオープン(OPEN)」を意味したネーミングでしたが、市販化にあたってはCOPENと改名されました。
これは軽自動車の枠に留まらず、「コンパクトカー(Compact)のオープン(OPEN)」という意味を持たせたといいます。
搭載エンジンは専用チューニングを施したJB-DET型直4DOHCターボエンジン。64ps/110Nmを発生、トランスミッションは5速MTまたは4速ATを組み合わせました。
ダイハツは、じつはこのコペンに対して相当気合いが入っていました。初代コペンは、社内の技能認定制度により認定された、高技能者が働く専用工場の「エキスパートセンター」で生産されました。
また当時、高級車などに採用されていた塗装の「5層コート」をコペンに採用。深みのある艶やかな輝きを実現する全8色のボディカラーを実現していました。
登場から3か月後、2002年9月には、着脱できる軽量な樹脂ルーフを採用した「デタッチャブルトップ」のモデルも設定。当時の価格はアクティブトップ/デタッチャブルトップ、5速MT/4速ATそれぞれ149万8000円(消費税別。当時の消費税は5%)でした。
初代コペンは2012年9月に販売を終了、登場から10年とロングセラーモデルとなりました。
その後、2014年にフルモデルチェンジされた2代目現行型コペンが登場。この2代目コペンが登場した日も、初代コペンの発売日と同じ6月19日となりました。
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