10年前に登場した特別な「赤いフェラーリ」がオークションに登場 限定499台 走行560キロの“ほぼ新車” 気になる落札価格とは
「458イタリア」のスペシャルオープンモデル
2025年5月に米国カリフォルニア州のコスタメサで開催されたRMサザビーズのオークションに、2015年型のフェラーリ「458スペチアーレ アペルタ」が出品され、落札されました。

フェラーリ 458「イタリア」の登場から4年後の2013年、スペシャルモデルの458スペチアーレが発表されました。
外観はノーマルの458イタリアと似ていますが、さまざまな部分で進化を遂げ、そのパフォーマンスが別次元に引き上げられていました。
フェラーリスタイルセンターはピニンファリーナと共同で、ボディパネルのほとんどを再設計してエアロダイナミクスを向上させましたが、オリジナルの美しさに変わりはありませんでした。
エンジニアたちは、F1チームで採用されたプロセスと機械で、F136型と呼ばれる4.5リッターのV8エンジンを改良し、圧縮比を14.0に高めました。
9000rpmという高回転域まで回るこのV8エンジンは605CV・540Nmを発生、それまでフェラーリが製造してきた自然吸気エンジンの中で最もパワフルなものでした。フェラーリは、当時の市販車の自然吸気エンジンの中で排気量1リッターあたりの最高出力を誇ると主張しました。
さらにハードウエアのアップグレードなどにより、458スペチアーレは市販フェラーリの中で最も素早いステアリングレスポンスと最高の横加速度を実現しました。
「アクティブ」エアロダイナミクス エレメントは、前後のフラップが自動的に位置を変え、必要に応じてドラッグとダウンフォースを改善して、ドライビング ダイナミクスをさらに向上させました。
新開発のサイドスリップコントロール システムは、改良されたアダプティブ マグネティックダンパー、F1タイプのDCT、リアのEデフと連動し、限界域での超自然的なレスポンスと予測可能性を生み出し、普通のドライバーでもプロのレーサーのようなドライビングを楽しめました。
コンバーチブルバージョンの458スペチアーレ「アペルタ」は、2014年のパリモーターショーで発表されました。「アペルタ」とはイタリア語で「オープン」を意味します。
非常に軽く、コンパクトで、美的にも美しいこのリトラクタブル ハードトップは、わずか14秒で開閉でき、しかも従来のコンバーチブルトップよりもスペースを取りません。
コクピット後ろのウインドーは電動で、トップとは独立して上げ下げが可能で、オープン時でも部分的に展開したままにでき、キャビン内の風の影響を和らげます。
リトラクタブル ハードトップは、そのダブルカーブ形状により、風雨からの保護性能や防音性能を向上し、ソフトトップよりも広いヘッドルームを提供します。
スペチアーレ アペルタは、クーペのスペチアーレよりも車両重量が350kg(約772ポンド)重いにもかかわらず、0→62mph(約100km/h)加速はわずか3.0秒という速さを誇ります。
クーペとの性能差は、0‐124mph(約200km/h)加速でコンマ数秒、最高速ではクーペの325km/hに対して320km/hと、わずかでした。
今回の出展車は、ボディカラーはロッソ コルサ(レーシングレッド)、インテリアは黒のアルカンターラで仕上げられています。
インテリアのさまざまな部分はアルカンターラで覆われ、カーボンファイバー製のトリムエレメント、レーシングシートのヘッドレストに刺繍された「跳ね馬」、そして特別なコントラスト ステッチなど、数多くのカスタマイズが施されています。
エクステリアをドレスアップするメーカーオプションには、スクーデリア フェラーリのシールド、チタン製エグゾースト、カーボンファイバー製リアフラップとホイールセンターキャップなどがあります。
オークションのカタログ掲載時の走行距離は350マイル(約560km)未満で、大切なコクレクションとして保存されていたことが分かります。
この2015年型フェラーリ458スペチアーレ アペルタは、165万USドル(1USドル=約144円として、約2億3760万円)で落札されました。
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