「えっ、5分間の充電で400kmも走れる?」最高速も驚異の360km/h!! メルセデスAMGの電動スーパーカー「コンセプトAMG GT XX」のスゴさとは
速い上に航続性能にも自信があるマラソン・スプリンター
こうして内外装をチェックするだけでも、本当に見どころの尽きない「コンセプトAMG GT XX」ですが、何より注目すべきは、やはり走りでしょう。

「BEV(電気自動車)であっても紛れもない“AMGフィーリング”を得られる」……開発陣はそう主張します。
それを実現するのが“アキシャルフラックスモーター”の採用。フロントに1基、リアに2基の計3基が搭載され、トータルでの最高出力は1000kW、つまり1360ps以上にも達します。
リアは当然、トルクベクタリングが可能。これと前輪の駆動とが相まって、クレイジーなアングルでドリフトできると謳われています。
この“アキシャルフラックスモーター”は、通常のモーターに対してサイズは約3分の2、しかも軽量で、かつ高効率なのが大きな特徴です。
実際、最大トルクに直結する円周方向にはそれなりに大きい一方で、幅は80mm程度。これが前後のエレクトリックドライブユニットに収められています。
担当したのは、メルセデス・ベンツ傘下となるイギリスのYASA。実は市販車では、すでにランボルギーニ「レヴエルト」などに使われています。ライバルメーカーではありますが、直接競合しないモデルならば供給が許されるようです。
そして、リチウムイオンバッテリーも専用開発。F1も手がけるHPP(ハイパフォーマンス・パワートレインズ)が開発したそれは、円筒形セルを使ったオイル冷却をおこなうもので、高負荷時の温度上昇を徹底的に抑えています。

「これまでの高性能BEVはスプリンター、つまり短距離走者が多かったけれど、このクルマはいわばマラソン・スプリンターです」と話すのは、メルセデスAMGのミハエル・シーベCEOです。
同様に充電も早く、100km分の充電に必要な時間はわずか58秒。5分もあれば400kmの航続距離を稼ぐことができます。
400kmということは、“アファルターバッハ”から発表後の週末に24時間耐久レースが開催されるベルギーのスパ・フランコルシャンまで途中充電なしで行けて、しかも、数周のコース走行を楽しめるというわけです、わずか5分間の充電で!
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そんなわけで、内容が非常に盛りだくさんの「コンセプトAMG GT XX」ですが、きっと多くのメルセデスAMGファンは「でも、BEVじゃ……」という思いを抱いているのではないでしょうか?
このブランドの魅力は、絶対的なパフォーマンスだけでなく、まさしく“AMGフィーリング”。それが一体どんな形で具現化されているのかが、やはり気になるところです。
今回お披露目されたのはコンセプトカーでしたが、中身はとても現実的。実はこのクルマの量産仕様と思しき車両が、今、ドイツの公道を走り回っています。そう遠くないはずの市販が、非常に楽しみな1台です!
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