ベントレー新型「ベンテイガ・スピード」はPHEVじゃなく純内燃エンジン採用 新V8ツインターボはW12エンジン超え 驚異の性能を確かめた
スポーティドライビング派にはぴったりな走行性
先ごろアメリカ・モンタナ州で行われた国際試乗会で新型「ベンテイガ・スピード」を試してきたので、その様子をご報告しましょう。

外観をひと目見た印象は、ベントレー・ベンテイガらしい威厳に溢れたデザインというもの。
ただし、よくよく見ればテールゲート上部には大型のスポイラーが装着されているほか、オプションの23インチホイールが引き締まったイメージを打ち出しています。その奥に見えるカーボンセラミック・ブレーキもオプションですが、いかにも走りを重視した印象を与えます。
ただし、実際に走らせてみると、新型ベンテイガ・スピードの快適性は通常のベンテイガとほとんど変わらないように感じました。
それもそのはず、乗り心地重視のコンフォート・モード、そしてベントレーお勧めのBモードは、スタンダードなベンテイガと変わらないサスペンション設定なので、たとえ23インチ・タイヤを履いていてもゴツゴツとした印象はほとんど感じません。
むしろ、バネ下重量の軽減に役立つカーボンセラミック・ブレーキの効果で、荒れた路面にも足回りがしっかり追従している印象を与えるくらいです。
いっぽうでスポーツ・モードを選べばハンドルがぐっと重くなると同時に迫力あるエンジンを聞かせるようになり、ドライバーの気分をもり立ててくれます。足回りもほんの少し硬くなりますが、決してイヤな感じはしません。それでもステアリング操作に対する反応が機敏になり、軽快感が一層、高まります。
注目のESCダイナミックモードはオフロードで試しましたが、コーナリング中にわざとアクセルペダルを意図的に踏み込むとたしかにリアが流れ出してドリフトに近い状態となり、反射的にカウンターステアをあててしまいました。
ベンテイガの4WDシステムはトルセンデフを用いたセンターデフ方式で、安定性には優れますが、アクセルを踏んだ状態では基本的にオーバーステアにはできません。オンロードでESCダイナミックモードを選び、オーバーステアを試すのはいささかリスキーですが、オフロードでクルマを振り回したい向きには嬉しい装備かもしれません。
迫力ある加速感はたしかに従来のW12エンジンをしのぐほど。それでいてハンドリングの軽快さはV8モデルと変わらないのですから、新しいベンテイガ・スピードはスポーティドライビング派にぴったりといえるでしょう。
いっぽう、環境性能や燃費性能を重視される方々には、V6エンジン+プラグインハイブリッドを積んだベンテイガ・ハイブリッドが引き続き販売されるとのことなので、こちらをお勧めします。
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