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33年前の個体なのに走行距離64キロ! タイムカプセルから出てきたようなアメリカン・マッスルをオークションで発見「赤い初代バイパー」の現在の価値とは

コブラに匹敵する猛毒を持ったマッチョなスポーツカー

 米国ネバダ州のリノで開催されたRMサザビーズのオークションに、1992年型のダッジ「バイパーRT/10」が出品されました。

 どんなクルマなのでしょうか。

オークションで14万8500USドルで落札された1992年式ダッジ「バイパーRT/10」(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's
オークションで14万8500USドルで落札された1992年式ダッジ「バイパーRT/10」(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's

 バイパーは、クライスラーが「ダッジ」ブランドでプロデュースした、米国らしいマッチョなスポーツカーでした。

 そのコンセプトは、1960年代に登場してから今もなお人気を集めている、シェルビー「コブラ」をインスパイアしたといわれています。

 ちなみに、バイパー(VIPER)という車名は英語で「毒ヘビ」の意味で、車名からもコブラを意識していることが分かります。

 バイパーは1991年に初代が発売され、2017年までに3代が製作されましたが、いちばんインパクトがあったのが、この初代のRT/10でした。

 全長約4.5m×全幅約1.9m×全高約1.2mというロー&ワイドで迫力あるスタイルのオープンモデルでした。

 パワーユニットには、トラック用のエンジンをチューンして最高出力400馬力と最大トルク62.1kgmを発生する、8リッターのV10 OHVを搭載していました。

 デビュー当初はオープンモデルのRT/10だけでしたが、のちにクーペ版の「GTS」も追加設定され、こちらは450馬力と67.7kgmにパワーアップされていました。

 エンジンはOHVゆえ、DOHCなどとは異なり高回転までは回りませんが、8リッターという大排気量が低回転から発生する大トルクで、豪快な加速を味わうことができました。

 日本でも「クライスラー バイパー」の名でRT/10とGTSが正規輸入されていました。

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 今回、オークションに出展されたバイパーは、その生産初年度である1992年に生産されました。

 1992年に生産されたバイパーは290台未満だったと言われており、このクルマはそのうちの100台目でした。

 このバイパーは、ニュージャージーのチェリーヒル ダッジというディーラーに新車で納車されました。

 メーカー純正のステッカーもウインドーに貼られています。そして2019年まで、元の所有者が保管していました。

 このバイパー、今まで40年以上もほとんど走らせることはなかったようで、今回のオークション用カタログ作成時の走行距離は、わずか40マイル(約64km!)でした。

 米国の大手メーカーが、これまでに製造した量産スポーツカーとしては、極めて保存状態の良い1台といえます。

この1992年型のダッジ バイパーRT/10は、オークションで14万8500USドル(1USドル=約145円として、約2153万2500円)で落札されました。

Gallery 【画像】ほぼ新車! 33年前の赤いダッジ「バイパー」を写真で見る(32枚)
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