令和のデジタル時代でも タイヤの開発には「人」が重要!? ブリヂストンのテストコースで体感した「タイヤ実車評価」技術の重要さとは
年間で9万本近い数のタイヤを実車テストするBSPG
黒くて丸いタイヤの開発は、じつは簡単そうに見えて想像以上に複雑で難しいのです。
今回は栃木県にあるタイヤテストコース:ブリヂストンプルービンググラウンド(BSPG)で開発の裏側を覗くことができたので紹介しましょう。

タイヤはマーケティング部で商品企画をおこない、技術部内の設計、材料、試作、実験の各部門でタイヤを作り上げていくのですが、その実車での実験を担当しているのがテストコースです。
ブリヂストンは世界に12か所のテストコースを持っていて、そのひとつが栃木にあるBSPG(ブリヂストン プルービンググラウンド)です。
BSPGでは72名が働いているとのことですが、その中の55名が評価ドライバーです。現在は153台の乗用車、42台のトラック・バス、58台の2輪のテストカーを保有しています。
試験用タイヤの準備はひと月で7360本、なんと年間では9万本近い数になります。テストするタイヤの中には市販されているものもありますが、多くは試作タイヤがリムアップされています。
実験部門は、実車の他に室内での試験もします。
これはエンジンに例えれば何馬力でているのか測定するようなもので、そのタイヤが発揮できるコーナリングフォース(グリップ力)などさまざまな測定をします。しかし大事なのは、実車に装着して走ったときのフィーリングなので、BSPGとしてはそこに重点を置くことになります。
そこで活躍しなくてはならないのはタイヤのテストドライバーです。
ですがBSPGに配属されたからといって、誰でもテストドライバーになれるわけではありません。訓練に耐えて腕を磨き、試験に合格しなくてはなりません。その試験も1度パスすればいいというものではなく、より高度なものへと順にステップアップしていきます。
今回はプレス向けにその初歩の段階の試験を2種類、我々が体験させてもらえることになりました。
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