大きすぎずに「ちょうどいいね!」 どこへでも、どこまででも行けちゃう 電子制御と快適性が進化した現代のミドルクラス「アドベンチャーバイク」3選
冒険と日常の間を自由に行き来できるミドルADV
●ヤマハ「テネレ700」
2台目は、ヤマハの「テネレ700」です。

1983年に初代モデルが登場して以来、ラリー由来の本格オフロード性能を継承してきたシリーズで、現行モデルは電子制御の進化によってさらに使い勝手が高められています。
エンジンは水冷直列2気筒688ccの「CP2」で、270度クランクによる独特の鼓動感とトラクション性能が魅力です。
2025年モデルでは電子制御スロットル「YCC-T」を新たに採用し、操作への応答性が向上。吸気系の見直しも行われ、低速域の粘り強さも高められました。
走行モードは「SPORT」と「EXPLORER」の2種類が選択可能で、トラクションコントロールや3モードABSと組み合わせることで、オフロードから舗装路まで柔軟に対応します。クイックシフターも設定され、ギア操作のスムーズさが向上します。
足まわりにはプリロード調整付きの43mm倒立フォークと、リンク式モノクロスサスペンションを装備。セッティングの最適化により、荒れた路面でも快適性と接地感を確保します。
6.3インチ縦型TFTメーターは、スマートフォンと連携して通知やナビの表示が可能で、USB Type-Cポートも標準装備。外装は新デザインの4灯LEDヘッドライトとフラットなシートで、ラリーイメージを際立たせています。
全長2370mm×全幅905mm×全高1455mm、ホイールベースは1595mm。価格は147万4000円です。
●スズキ「Vストローム800DE」
最後に紹介するのは、スズキ「Vストローム800DE」です。

775ccの水冷並列2気筒エンジンには、スズキ独自のクロスバランサー機構が組み込まれており、振動を抑えながらも高効率な出力を実現しています。
電子制御では「S.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)」を採用し、ライディングモードやトラクションコントロールを統合制御。未舗装路走行に適した「Gモード」を備えている点もこのモデルの特徴です。
前後サスペンションは調整式で、フロントには大径21インチホイール、タイヤはセミブロックパターンを装着。オフロードでも安定感ある走りを可能にします。外観はVストロームシリーズのデザインを踏襲しつつ、シャープで力強い印象に仕上げられています。
全長2345mm×全幅975mm×全高1310mm、ホイールベースは1570mm。価格は132万円です。
※ ※ ※
3モデルはいずれも、扱いやすさと走破性を高水準で両立しており、ライダーの目的やスタイルに応じた選択肢として魅力的な存在です。
冒険と日常のあいだを自由に行き来できる「ちょうどいい」相棒として、ミドルアドベンチャーバイクの存在感はますます高まっていきそうです。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】