「えっ、F355がここまで高額に!?」 28年前のフェラーリ「F355スパイダー」が米国オークション登場 走行1226kmの“ほぼ新車” 気になる落札価格とは
王道のレッド+タンレザーに6速MTを組み合わせた希少な一台
米国ブロードアローオークションズは、2025年8月13日と14日にカリフォルニア州で開催された「モントレージェットセンター2025オークション」において、1997年式フェラーリ「F355スパイダー」を出品し、最終的に高額で落札され大きな注目を集めました。

1994年に登場したフェラーリ「F355」は、348シリーズをベースにピニンファリーナがデザインを大きく洗練させたモデルです。特に美しいと評されたシルエットには「フライングバットレス」が取り入れられ、ロードカーとしては最後の採用例となりました。1995年にはフルオープン仕様の「F355スパイダー」が加わり、フェラーリのラインナップを支える人気モデルとして定着しました。
メカニズム面でも348から大きく進化しており、3.5リッターV型8気筒DOHCエンジンは1気筒あたり5バルブを採用し、最高出力380馬力・最大トルク約363Nmを発揮。チタン製コンロッドやボッシュ製エンジンマネジメントシステムの採用により、当時としては驚異的なリッターあたり100馬力超を実現しました。また、空力性能を高めたアンダーボディや電子制御式ダンパーを備え、前モデルよりもフィオラノ・サーキットで5秒以上速いラップタイムを記録したといわれています。
今回出品された1997年式の個体は、新車時にユタ州ソルトレークシティで納車されました。外装はフェラーリ伝統の「ロッソコルサ」、内装はタンレザーで仕立てられた王道の組み合わせです。さらに6速ゲート式マニュアルを備えており、フェラーリファンにとって垂涎の仕様といえるでしょう。
出品時の走行距離はわずか762マイル(約1226km)。これまで数人のオーナーを経たものの、ほとんど走られていない極上コンディションを維持してきました。過去にはカリフォルニアの名門コレクションにも収蔵され、F40やFXXといった名車とともにガレージを飾った経歴を持つのも特筆点です。2010年にはメンローパークの専門工房で幌機構や油脂類、ブレーキホース交換などに約7295ドル(日本円で約108万円)を投じた整備を受け、2025年7月にもテネシー州ナッシュビルの正規ディーラーで最新のサービスを済ませています。
こうした整備記録とオリジナル度の高さが評価され、この1997年式フェラーリF355スパイダーは、ブロードアローオークションズで出品されたF355のなかで最も高額な落札結果を記録しました。落札予想価格は22万5000ドルから27万5000ドル(日本円で約3324万円から4063万円)に設定されていましたが、33万7550ドル(日本円で約4987万円)で落札されました。
VAGUEからのオススメ
ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】