落札予想を超える価格に! 30年前のトヨタ「スープラRZ」が米国オークション登場 走行距離6万キロで右ハンMT“ほぼノーマル”の現在の価値とは
日本仕様の右ハンドル+6速MTを備えた希少なスープラ
米国ブロードアローオークションズは、2025年8月13日と14日にカリフォルニア州で開催された「モントレージェットセンター2025オークション」において、1995年式トヨタ「スープラRZ」を出品し、最終的に予想価格を超える金額で落札され大きな注目を集めました。

トヨタ「スープラ」は、1978年に北米市場向けに投入された「セリカXX」を起源とするスポーツモデルです。直列6気筒エンジンを搭載した本格的なGTカーとして進化を遂げ、1986年に登場したA70型からは国内外で「スープラ」の名を冠するようになりました。
1993年に登場した4代目(A80型)は、映画『ワイルド・スピード』シリーズでも象徴的に描かれたことで一躍世界的な人気を博しました。流麗なデザインと高いチューニング耐性を備えるA80型は、1990年代の日本車を代表する1台とされています。
今回出品されたのは1995年式のスープラRZで、日本仕様の右ハンドル車を米国に輸入した個体です。外装色は「スーパーホワイトII」、内装はブラックのクロスシートを採用。スポーツシートやウッド調パネル、純正サイドスカート、リアウィンドウバイザーといった日本仕様専用の装備を備えています。
心臓部には、日本国内向けに自主規制上限の280馬力を発揮するとされた3リッター直列6気筒ツインターボ「2JZ-GTE」型エンジンを搭載。ゲトラグ製6速マニュアルトランスミッションとトルセンLSDを組み合わせ、当時の国産スポーツカーの頂点に君臨しました。日立製シーケンシャルツインターボや堅牢なエンジン内部構造により、チューニングベースとしても世界中のファンに支持され続けています。
この個体は1995年4月に千葉県で初度登録され、その後も長らく日本国内で愛用されました。2021年には群馬県の販売店が所有し、2025年2月に日本の有名ディーラー「オートロマン」が購入。米国へ輸出された後、南カリフォルニアのコレクションに収められていました。
オドメーターは約6万3000km(約3万9150マイル)を示しており、約30年を経た今も比較的低走行を維持。サスペンションにはビルシュタイン製ダブルウィッシュボーンコイルスプリングが備わり、乗り心地と操縦安定性を両立させています。さらに、7スピーカーのスーパーライブサウンドシステムも搭載され、当時のトヨタが誇った豪華装備も残されています。
こうした日本仕様ならではの装備や低走行のコンディションが評価され、この1995年式スープラRZは落札予想価格4万ドルから7万ドル(日本円で約589万円から1032万円)を大きく上回る、8万640ドル(日本円で約1188万円)で落札されました。
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