国産スポーツカーの価格が高騰! 26年前の日産「S15シルビア」が米国オークションに登場 走行距離3万キロ台で6速MT“ほぼノーマル”の現在の価値とは
低走行&フルオリジナルのS15シルビアが落札
米国ブロードアローオークションズは、2025年8月13日と14日に米国カリフォルニア州で開催された「モントレージェットセンター2025オークション」において、1999年式の日産「シルビア・スペックR(S15型)」を出品しました。

1999年にデビューした日産のS15型「シルビア」は、FR駆動を採用した最後の世代として今なお国内外のファンから高い評価を受けています。その中でもハイグレードに位置づけられる「Spec.R(スペックR)」は、2リッター直列4気筒ターボエンジン「SR20DET」を搭載。最高出力250馬力・最大トルク275Nmを発揮し、6速マニュアルトランスミッションと組み合わされることで、鋭いレスポンスと伸びやかな加速性能を実現していました。
今回オークションに出品された車両は、そのスペックRの「Lパッケージ」に属する一台。外装はスパークリングシルバーで統一され、インテリアはブラックを基調とした落ち着いた仕上げ。運転席Aピラーには純正のブーストメーターを備え、ステアリングはレザーで仕立てられるなど、上質かつシンプルなスポーツクーペの雰囲気を保っています。NISMO(ニスモ)製パーツやアフターマーケットの改造が施された個体が多い中、この車両は新車時の姿をそのまま残している点が特に注目されます。
履歴もはっきりしています。1999年3月に埼玉県内の販売店で初登録され、その後2000年に東京都内の個人オーナーへ渡りました。以降は長期間にわたり大切にガレージで保管され、2021年には名古屋の中古車大手「ネクステージ」、さらに翌年には群馬の専門店「M’s Vantec Co.」のストックへ。2025年2月に米国へ輸出され、現在は南カリフォルニアにて管理されています。走行距離はわずか3万7500km(約2万3300マイル)にとどまり、25年以上を経た今も極めて良好なコンディションを誇ります。
S15型シルビアは米国で新車販売が行われなかったため、長らく“幻のJDMスポーツ”とされてきました。しかし25年ルールの解禁によって輸入が可能になった現在、低走行かつオリジナルコンディションのシルビア・スペックRは、北米のコレクターや走り屋ファンにとってまさに憧れの存在となっています。
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今回のオークションでは、落札予想価格2万5000ドルから4万5000ドル(日本円で約370万から666万円)に対し、3万3600ドル(日本円で約580万円)で落札されました。状態と履歴を考慮すれば、納得感のある取引価格といえるでしょう。
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