ソーラーカーが3000キロ先を目指す世界最高峰のレース「ブリヂストン・ワールドソーラーチャレンジ2025」オーストラリアで開催 日本の4チームの活躍とは
日本から参加した4チームの結果は?
●工学院大学ソーラーチーム
工学院大学ソーラーチームも2013年からBWSCに参加している古豪チームで、今回で6回目の出場となります。学生プロジェクトで、八王子キャンパスで活動しているといいます。50人くらいの学生が関わっているとのことです。

マシン名は#88「CYGNUS(シグナス)」で、車両右側にドライバー席があり、右2輪/左1輪の3輪モデル。学生が設計・開発、手づくりのマシンであるということが特徴となっています。今回は「正攻法で作ったシンプルなボディ形状(デザインを担当した3年生、井上隼輔さん)」といいます。チームリーダーの正山博基さん(院1年)は「ここまで試走を重ねてきて、強さと安定感には自信があります」とコメントしました。

チーム顧問の工学部・濱根洋人教授は「大学2年生が多く、下級生が中心のチームなのが特徴です。カーボンのボディなんかも学内で焼くなど、ほとんどすべてを大学内で行いました。私は、見守るのが仕事です(笑)」と語りました。

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工学院大学ソーラーチーム#88「CYGNUS(シグナス)は、モーターの故障などさまざまなトラブルが発生しましたが、チーム一丸のリカバリーにより走行を続けました。途中、ドライバー交代の際に強風の影響を受け車体が破損、修復を行った際に大会運営側からリタイヤ通告を受けてしまいましたが、学生が大会側と協議。チームの主張が認められ、正式にレース復帰が認められました。
シグナスは日本チームとしては2番目の総合13位で完走しました。
●和歌山大学ソーラーカーチーム
和歌山大学ソーラーカーチームは2023年の出場に続き、今回が2回目のBWSC参加になります。

前回はスタートから約1000km、3日目の昼にリタイアしてしまったため「今回は必ず完走します(チーム代表の4年・大蔵啓輔さん)」意気込みを語りました。

マシン名は#61「YATA」。これは日本神話に登場する「導きの神」であり、三本足の烏である八咫烏(やたがらす)から命名したもので、八咫烏が地元・和歌山の熊野信仰の象徴であると同時に、前回の4輪から今回3輪のモノハル型マシンにした、という特徴も表しています。ドライバー席の背面にはお守りが飾られていました。

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和歌山大学ソーラーカーチーム#61「YATA」はレース6日目の最終日8月29日、ゴールのアデレードまであと200km手前という地点で横風に煽られて路肩に飛ばされ、車両が大きく破損。
そのときの天候が大雨だったということもあり、大会運営側から走行を終了するようにいわれたそうで、結果2831km地点でリタイア、という結果になってしまいました。
●大阪工業大学チーム・レガリア
大阪工業大学チーム・レガリアは今回、BWSCに初参戦。マシン名は#78「scewera(シウィラ)」で、solar car(ソーラーカー)の「sc」とnew era(新時代)の「ewera」を組み合わせた名前だといいます。

シウィラは前1輪、後2輪のモノハル型で、空車車両重量は155kg。予選のヒドゥンバレー・レースウェイでのタイムアタック時にマシンが転倒、右側面が傷つくというトラブルにも見舞われましたが、チームリーダーの宮 大岳さんは「日本の他の3チームだけでなく、台湾や韓国のチームにも部品提供など助けてもらいました。こういうのもBWSCの醍醐味なんですね」と語りました。

マシン修理は深夜に終わったとのことで、翌朝、スタートのドライバーを務める宮さんに出走前に話を聞くと「初参戦ですが、無事完走したいと思っています。ここまでチーム一丸となってやってきたので、レースの5日間は誇りを持って、我々らしいチャレンジをしたいと思います」とコメントしました。

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大阪工業大学チーム・レガリアのシウィラはスタート時に始動できず、最後から2番目のスタートという波乱含みの幕開けとなりましたが、その後は順調に快走を続け、その後はトラブルに見舞われながらも6日目の8月29日に見事14位でゴール。初出場・初完走という偉業を達成しました。
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ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ2025は、チャレンジャークラスはオランダ「ブルネルソーラーチーム」の#3「NUNA13(ヌナ13)」が優勝。総合の走行速度は86.6km/hでした。またクルーザークラスの優勝は香港「VTCソーラーカーチーム」の#25「SOPHIE 8X(ソフィー8X)」で、総合の走行速度は68.7km/hとなりました。
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