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ラリーマシンのようなルックス! トヨタ進化型「GRヤリス」の「エアロパフォーマンスパッケージ」ついに発売 “ド派手パーツ”の気になる効果とは?

進化型「GRヤリス」の冷却性能と空力性能をレベルアップ

 TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、進化型「GRヤリス」の「エアロパフォーマンスパッケージ」を2025年10月1日に発売すると発表しました。モータースポーツへの挑戦によって得られたノウハウを織り込んだ同パッケージは、どのような効果を発揮するのでしょうか?

トヨタ進化型「GRヤリス」の「エアロパフォーマンスパッケージ」
トヨタ進化型「GRヤリス」の「エアロパフォーマンスパッケージ」

 2025年4月11日に発表された進化型「GRヤリス」は、“モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり”を通じて生まれた、TGRのクルマづくりを象徴するモデルです。

 2020年9月の発売以降、TGRは「GRヤリス」でFIA世界ラリー選手権、スーパー耐久シリーズ、全日本ラリー選手権などさまざまなモータースポーツに挑戦。極限の環境だからこそ発生する各種トラブルは、「GRヤリス」を“もっといいクルマ”へ進化させるチャンスとなっているといいます。

 こうして進化した最新の進化型「GRヤリス」は、2024年に初めて設定された8速の“GAZOO Racing Direct Automatic Transmission=GR-DAT“の性能をブラッシュアップ。スポーツ走行時のギヤ段の選択制御に細かな改良を加えるなど、2ペダル車ならではの操作性との優れた走行性能の両立を図っています。

 また、シャシー部品の締結ボルトの一部に締結剛性の高い特別なボルトを採用することで、ステアリング操作に対する応答性と直進安定性が向上。クルマとの一体感を進化させています。

 そうした細かいレベルアップに合わせて、サスペンションセッティングの再適合を実施。ショックアブソーバーの減衰力を調整することでコントロール性と乗り心地の両立を図っています。

 またパワーステアリングも、ステアリングのリニア感向上を目指してプロドライバーとともに改善を繰り返し、グレードごとに異なる特性が与えることに成功しています。

 まもなく発売される「エアロパフォーマンスパッケージ」は、そんな進化型「GRヤリス」に用意されるメーカーオプション。「RZ“ハイパフォーマンス”」グレードと「RC」グレードに設定されます。

「エアロパフォーマンスパッケージ」は、TGRがスーパー耐久シリーズや全日本ラリー選手権を戦っているからこそ気づいた課題にひとつひとつに向き合い、プロドライバーとともに理想を追い求めた賜物。

 妥協なく調整を重ねた6アイテムすべてを同時装着することで、進化型「GRヤリス」の冷却性能と空力性能をさらに向上させることができるといいます。

●戦いの舞台から編み出された6つの珠玉のアイテム

 ここからは、そんな「エアロパフォーマンスパッケージ」の珠玉の6アイテムをそれぞれチェックしていきましょう。

 まず「ダクトつきアルミフード」は、全日本ラリー選手権への参戦マシンで先行開発されたもの。「GRMNヤリス」に採用されたカーボン製フードと同じ形状で、高速走行中、エンジンルーム内の熱をダクトから放出し、冷却効果を高めます。

「フロントリップスポイラー」は、スーパー耐久シリーズでTGRが学んだ高次元の空力バランスを実現するもの。フロント側のリフトの発生を抑え、前輪の接地感と空力バランスを高めながら車両のトータルリフトバランスを向上させます。

 当初「エアロパフォーマンスパッケージ」は、この「フロントリップスポイラー」を除いた5アイテムのパッケージ化を検討していたとのことですが、プロドライバーからのフィードバックを受け、より高次元のバランスを目指して追加採用が決まったといいます。

「フェンダーダクト」は、ホイールハウス内に溜まる空気を後方へ放出させる仕組み。ノーズダイブ時のステアリングフィールやコーナー入り口での操縦安定性を向上させるといいます。

トヨタ進化型「GRヤリス」の「エアロパフォーマンスパッケージ」
トヨタ進化型「GRヤリス」の「エアロパフォーマンスパッケージ」

「燃料タンクアンダーカバー」は、スーパー耐久シリーズ参戦マシンが安全燃料タンク下部をフラットな形状にしているというアイデアをフィードバックしたもの。ボディ下部の空気の流れを最適化し、空力性能を高めるといいます。

 そして、大胆な形状が目を惹く大型の「可変式リヤウイング」は、高速域での操縦安定性向上に寄与するとともに、ブレーキング時の“スネーキング現象(車体が左右に揺れる不安定な動き)”を抑制してくれるもの。

 可変式のためサーキットを始めとする走行シーンに応じてウイングの角度を変えることができ、さまざまな場面において走りを楽しむことができるといいます。

 最後となる「リヤバンパーダクト」は、リアバンパーにおける“パラシュート効果(車両前方からの走行風をリアバンパーが受け止めることで空気の滞留を招き、それが抵抗となってしまう現象)”を抑制し、Cd値(Coefficient of Drag=空気抵抗係数の略称で、物体の空気抵抗の度合いを示す数値)を低減します。

 過酷な条件下で争われるスーパー耐久シリーズの現場で、空力負荷からリアバンパーが外れたことをきっかけに、モータースポーツ特有の厳しい環境に対応すべく開発されたものだといいます。

* * *

 気になる価格(消費税込)は、「RZ“ハイパフォーマンス“」グレードの「エアロパフォーマンスパッケージ」6MT車が547万5000円、GR-DAT車が582万5000円。「RC」グレードの「エアロパフォーマンスパッケージ」6MT車が405万5000円、GR-DAT車が440万5000円となっています。

 TGRによると“モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり”に終わりはないといいます。さまざまなモータースポーツへの挑戦を通じて進化を続ける「GRヤリス」からは今後も目が離せません。

Gallery 【画像】「えっ!…」冷却&空力性能がレベルアップ! これが進化型「GRヤリス」の「エアロパフォーマンスパッケージ」です(15枚)
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