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落札予想は4億円超え!? もう2度と作れない究極の「白いポルシェ」がオークションに登場 高騰を続ける20年前の「カレラGT」の価値とは

21世紀の“アナログヒーロー”がオークションに登場

 2025年9月25日に米国フロリダ州ディアフィールドビーチで開催されるオークションに、2005年式ポルシェ「カレラGT」が出品され話題となっています。

 どんなクルマなのでしょうか。

オークションに出品された2005年式ポルシェ「カレラGT」Jorge Guasso(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに出品された2005年式ポルシェ「カレラGT」Jorge Guasso(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's

 カレラGTは2003年から2006年にかけて販売され、これまでのポルシェの常識を覆してきました。

 カレラGTのパワートレインは、ポルシェ伝統の水平対向エンジンではなくV型10気筒エンジンを搭載しました。このエンジンは5.7リッターの排気量で最高出力は612ps、最大トルクは60.2kgmを発生していますが、特筆すべき点は、この高出力をターボに頼らず自然吸気で達成している点です。

 吸気カムシャフトの可変バルブタイミングを採用、そして8400rpmというポルシェとしては超高回転のレッドラインのエンジンで、ポルシェの他モデルの水平対向エンジンの音と大きく異なり、高音を響かせるレーシングユニットならではの音質を奏でます。

 ボディサイズは全長4613mm×全幅1921mm×全高1166mmで、ボディの大半にカーボンファイバーを採用することで、車両重量は1380kgまで抑えられています。

 当時すでに、多くのスーパースポーツカーには電子制御による2ペダルのパドルシフトが搭載されていましたが、このカレラGTは6速MTが組み合わされ、最高速度は330km/hオーバーというパフォーマンスを発揮します。

 今回オークションに登場したシリアルナンバー1080の2005年式カレラGTは、5つあった標準ボディカラーではなく、「キャララホワイト」という特別色で彩られた、数少ない個体のうちの1台です。またブレーキキャリパーも標準の赤または黄色ではなく、ブラックが採用されています。

 インテリアでは、オプションのカーボンファイバートリムが装着されたステアリングホイールや、ポルシェ「917」を彷彿とさせるバーチ材とアッシュ材で作られる希少なカーボンファイバー製シフトノブも装備。さらに木製ハンドル付きブリーフケース、オールインワンバッグ、スーツケース、ダッフルバッグ、センターコンソールバッグ、そしてドアコンパートメント用の小型バッグ2つが付属しています。

 このカレラGTの当時のメーカー希望価格は50万4060ドルで、カレラGTの中でも最高価格帯のひとつといわれています。

 シリアルナンバー1080の2005年式カレラGTは、米国仕様なのにもかかわらず、伊ナポリのポルシェで納車された後、ドイツで再登録されました。これは当時のユーロに対する米ドルの価値により、欧州諸国で購入したのちに米国へ運んだほうが安いこともあったからだといいます。

 米国へと運ばれたカレラGTは、その後またドイツに戻され、何名かのドイツ在住のオーナーの手で大切に所有されます。その間、オリジナルの米国仕様のフロントバンパーがRoW仕様のフロントバンパーに交換され、速度計は「km/h」計に変更され、デジタル表示とオドメーターはマイル表示に戻されました。さらにノーズリフトキットが装着されています。

 2024年に再び米国に戻され、現在も米国にて保管されています。

 走行距離は6300マイル(約1万138km)。落札予想価格は300万USドル以上(日本円で約4億4000万円以上)とされています。

Gallery 【画像】V10自然吸気エンジン搭載の【スーパーポルシェ】20年前の「カレラGT」を見る(36枚)
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