限定799台の特別な「赤いフェラーリ」がオークションに登場 エンジンカバーに当時のフェラーリF1ドライバーのサインが入った極上ワンオーナー車とは
F12ベルリネッタの究極の進化形が「tdf」
2025年10月11日にスイスのチューリッヒで開催されるRMサザビーズのオークションに、2016年型のフェラーリ「F12tdf」が出品されます。
どんなクルマなのでしょうか。

2015年に発表されたフェラーリ F12「tdf」は、3年前に「599GTB」の後継車として登場した「F12ベルリネッタ」の究極の進化形でした。
599がフェラーリの歴史上で神聖ともいえる「GTO」の名を冠した高性能モデルを輩出したように、F12tdfも過去の栄光から名づけられています。
1950年代後半、スカリエッティがボディデザインを手がけてV12エンジンを搭載した「ツール・ド・フランス」というレーシング グランツーリスモにオマージュを捧げ、その頭文字が与えられました。
サーキット走行に特化したモデルとして設計されたF12tdfは、F12ベルリネッタをさらに進化させていました。
6.3リッターのV12エンジンは769馬力(780cv)にパワーアップされ、これはラ・フェラーリを除く歴代フェラーリで最強のパワーを実現しました。
このハイパワーに対応するため、ブレーキにはカーボンセラミックのディスクとワンピースのキャリパーを採用しました。
カーボンファイバーを多用して車両重量は110kg削減され、ギアボックスも改良して素早い変速を可能にしました。
また、フェラーリ初となる四輪操舵システムを搭載していました。
エクステリアでは、サイドシルがワイドになり、車体側面を流れる空気を整流する「エアロブリッジ」を備えました。
リアウイングとアクティブ リアディフューザーは大型化され、F12ベルリネッタよりダウンフォースを87%増加させていました。
これらにより、0‐100km/h加速は2.9秒、最高速度は340km/hという驚異的なパフォーマンスを発揮しました。
総生産台数は、わずか799台でした。
※ ※ ※
今回の出品車、シャシナンバー「216113」はフェラーリの超限定「アトリエ」プログラムで製作された、きわめて希少なモデルです。
ボディカラーはロッソ フーコと呼ばれる赤にシルバーのレーシングストライプが入り、インテリアは黒と赤いアルカンターラのコンビで仕上げられています。
インテリアにはカーボンファイバー製のダッシュボードインサートとトリム、カーボンファイバー製レーシングシート、赤い特別なステッチ、ブルートゥース対応のHI-FIステレオ、助手席用ディスプレイ、イエローのタコメーター、ラゲッジセットなども装備しています。
さらに、アルカンターラ調ドアハンドル、「F12tdf」ロゴ入りアルカンターラ調パーセルシェルフ、エッジに赤いアクセントを入れた黒い鍛造ホイール、黒いブレーキキャリパーやドアミラーカバー、スポーツエキゾーストなども特別装備しています。
カーボンファイバー製のエンジンカバーには、F1世界チャンピオンであるキミ・ライコネン選手とセバスチャン・ベッテル選手の直筆サインも入れられています。
このF12 tdfは納車以来、フェラーリ正規ディーラーで定期整備を受けています。
今回のカタログ作成時で、オドメーターは7578kmを表示しています。
取扱説明書、保証書、ボディカバーも付属しています。
F12 tdfは、V12エンジンをフロントに搭載したフラッグシップ フェラーリの中でも、もっともパワフルでカリスマ性にあふれた1台です。
しかも、この出品車はワンオーナーカーですから、究極のスリルを求めるフェラーリ&スーパーカー愛好家の心を捉えるでしょう。
この2016年型のフェラーリ F12tdf、オークションでの予想落札価格は90万スイスフランから120万スイスフラン(日本円で1億6750万円から2億3333万円)となっています。
VAGUEからのオススメ
ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】