最高の顧客しか手に入らなかった限定499台の「赤いフェラーリ」がオークションに登場 自然吸気V8をミッド搭載した「458スペチアーレA」…Aってなんの略?
458スペチアーレAの「A」ってなんの意味?
2025年10月18日にスイスのチューリッヒで開催される、RMサザビーズのオークションに2015年型のフェラーリ「458スペチアーレA」が出品されます。
どんなクルマなのでしょうか。

2014年のパリモーターショーで、世界限定499台のフェラーリ458スペチアーレAが発表されました。
458イタリアの発展型である458スペチアーレは、フェラーリの自然吸気V8エンジンをミッドシップ搭載した、最後のモデルです。
458スペチアーレAの「A」はイタリア語で「オープン」を意味するアペルタの略で、つまりは458スペチアーレのスパイダーです。
パワーユニットは、イタリア工学の傑作と言われる、4.5リッターの自然吸気V8エンジンで、9000rpmで597馬力の最高出力を、最大トルクは398ポンドフィート(約540Nm)を発生しました。
14.0という高圧縮比、改良されたピストンや燃焼室、そしてカーボンファイバー製の吸気システムなどにより、458イタリアより35馬力パワーアップしていました。
これを好レスポンスの7速DCTと組みあわせ、0‐100km/h加速は3.0秒、最高速度は320km/hというパフォーマンスを発揮しました。
F1マシンや「ラ・フェラーリ」などからフィードバックされたサイドスリップコントロール(SSC)やEデフ、F1トラックシステムなどにより、最適なトラクションでコーナリングを楽しめました。
高剛性のアルミニウム製シャシは、オープン化に対してねじれ剛性を維持するために補強され、走行性能は妥協していませんでした。
リトラクタブル ハードトップもアルミニウム製で、わずか14秒で開閉できました。
それでもクーペに比べてわずか50kgの重量増加にとどめたのは、フェラーリの徹底した軽量化追求の証しといえるでしょう。
実際、スペチアーレAは従来型の458スパイダーより90kg以上も軽量ながら、アクティブエアロフラップや改良されたリアディフューザーなどのエアロデバイスにより、空気抵抗を最小限におさえながら最大のダウンフォースを生み出していました。
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今回の出品車、シャシナンバー「213868」は、フェラーリのパーソナライゼーションであるアトリエプログラムで仕立てられています。
ロッソ マラネロと呼ばれる赤いボディカラーに、黒いアルカンターラの内装、そしてビコロレ ネロ ステラートと呼ばれる黒いレーシングストライプが入れられています。
フロントフェンダーにはスクーデリアのエンブレム、そして随所にカーボンファイバー製トリムが使われています。
キャビンでは、ヘッドレストに跳ね馬の刺繍が入り、コントラストステッチを施したレーシングシートも備わっています。
このクルマはシャシとパワートレーンなどがオリジナルである、マッチングナンバーのエンジンを搭載しており、取扱説明書とマニュアルも付属しています。
直近の整備は2025年6月にフェラーリの正規ディーラーで行われています。
今回のカタログ作成時点で、オドメーターは1万2010kmを表示していました。
世界限定499台の458スペチアーレAは、オープンエアモータリングの快適さと、サーキットで鍛え抜かれた鋭い切れ味の性能を融合して、他では得られない体験を提供してくれるでしょう。
走行距離も少なく、完璧に仕上げられ、次のオーナーを待っています。
オープンエアで、フェラーリ最後の自然吸気V8エンジンのサウンドを楽しめる、2015年型のフェラーリ 458スペチアーレA。
オークションでの落札価格は、65万スイスフラン〜75万スイスフラン(1スイスフラン=約187円として、約1億2155万円〜約1億4025万円)と予想されています。
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