凍った道でもちゃんと走って止まる! ヨコハマ新「アイスガード エイト」はどう進化? 実際に走ってわかった「やっぱ冬道は最新スタッドレスが安心するよね」感とは
路面とタイヤの実接地面積を従来品比8%増加
横浜ゴム(ヨコハマ)のスタッドレスタイヤが世に出てちょうど40周年という節目の年に、第8世代となる新商品の「アイスガード8(iG80)」が登場しました。

「より氷に効く」、「より雪に効く」、「より永く効く」をテーマに掲げる中でも、もっとも力を入れたのが、氷上性能の最大化です。
その背景には、従来商品の氷上性能がユーザーからも高く評価されていたことや、ユーザー調査によると依然として氷上ブレーキ性能がもっとも重視されていることが挙げられます。
そこで新アイスガード8では「最大化」を念頭に、氷上性能を最大化をはじめ、新開発の吸水ゴムによる新規吸水素材の密度の最大化や、接地面積、ブロック剛性、溝エッジ量の最大化を図っています。
数々の新たな搭載技術の中でも、まずはコンパウンドに要注目です。

より「氷に効く」吸水ゴムとして開発された新世代のアイスガード8専用コンパウンドには、密度を最大化した新開発の高密度マイクロ吸水素材や、マイクロエッジスティック、シリカ、オレンジオイルS+などが用いられていて、極低温でもさらに柔らかいコンパウンドが凍結路面に密着させます。
そうするとシャーベットやウェット、ドライ性能の低下が懸念されるところ、シリカを増量することでそれを抑制しているとのことです。
また、新規素材のオレンジオイルS+を配合することで、コンパウンドの柔らかさが維持できて、より凍結路面に密着させることが可能となります。いろいろな相反する要素を巧く両立させているわけです。
さらに、ブロックの倒れ込みによる接地面積の減少を抑制するため、コンパウンドを高密度化することで剛性を確保するとともに、吸水&接地面積を確保しています。

トレッドパターンは、「より氷に効く」ように、接地面積の拡大とブロック剛性の向上が図られています。新アイスガード8と従来型のアイスガード7を見比べると、ショルダーの形状が違って、同じサイズでも8のほうが幅広くなっています。より大型化したリブやブロックも、見るからに氷上性能が高そうです。
一方で、「より雪に効く」ように、溝エッジ量を増加させてエッジ効果を高めるとともに、ラグ溝の変形を抑えるサイプを採用することで雪柱せん断力や排雪性および排水性が確保されています。
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