顔だけでなく走りも変わった!? マイチェンで登場したルノー改良新型「カングー」“遊びの空間”の進化とは
高速ではACCが“良い仕事”をしてくれる
高速道路でちょっと驚いたのが、ACCが意外なほどいい仕事をしてくれることです。

ドライモードでパフォーマンスを選ぶと瞬発力が上がって、渋滞してるところでも前走車が動いたらしっかりついて行ってくれて、あまりストレスを感じません。これは予想以上でした。
その後、箱根のワインディングを走って、走りのよさを見直すことになりました。
市街地や高速道路でアクセル開度が低いと、ちょっと線が細いと感じていたエンジンが、こうしたワインディングでアクセルを大きく開けるとよく伸びてがんばってくれます。けっして速いわけではありませんが、けっこうな上り勾配もちゃんと加速してくれて、なかなか侮れません。7EDCならではのダイレクト感ある走りも好印象です。
足まわりも、コーナーを曲がるときに初期のロールとするのですが、途中あるところでそれ以上ロールしなくなって、それも不自然な印象ではなく、外輪に荷重が集中せず内輪も接地している感覚があります。起伏のある路面でもしなやかに追従する感覚もあります。おかげでワインディングでも不安感は小さいのです。
使い勝手において、日本のミニバンや軽ハイトワゴンように、スライドドアが電動だったり、シートアレンジのバリエーションが多彩だったり、くまなく収納スペースが設けられていたりしていまということはありませんが、車内は広々としていて使い勝手にはことかきません。
シンプルなインパネまわりも使いやすく、前席の頭上に大きなオーバーヘッドコンソールがあるのも特徴的です。分割可能式シートの2列目には、テーブルやポケットや小物入れがあり、空調の吹き出し口、USBとDC12V電源コンセントが設定されています。
テールゲートは左6、右4の観音開き、荷室もかなり広いです。こちらにもDC電源が設定されています。2列目シートは肩のレバーを引くとホールドダウンしてトランクとつながり、フルフラットに近い状態になります。シートがいかにしっかりしているかは、このアレンジしたときのずしっとくる重さでも感じられます。
クルマとしてはよくできています。実用性は高く走りも十分です。あとは、かつてのカングーがユニークなデザインで選ばれていたように、もっと目を向けさせるための「何か」が欲しいところですね。
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