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“チョロQ”のような姿とダッシュ力!? 555馬力のホットハッチ4WD ルノー新型「サンクターボ3E」ツール・ド・コルスで初走行 1980台限定で価格は16万ユーロ

約2500万円で1980台限定

 ルノーは2025年10月9日、開発中の電動スポーツモデル「ルノー5(サンク)ターボ3E」が、伝統のツール・ド・コルス ラリーで初めて公の場で走行を披露したと発表しました。

ツール・ド・コルスでデモ走行が行われたルノー「5ターボ3E」
ツール・ド・コルスでデモ走行が行われたルノー「5ターボ3E」

 ルノー5ターボ3Eは、1980年代の名車ルノー「5ターボ」や「ターボ2」の精神を受け継ぎつつ、現代の技術で再構築されたモデルで、電動時代の“ミニ・スーパーカー”として注目を集めています。

 今回の公開走行は、コルシカ島のカルヴィやノートルダム・ド・ラ・セラ、モンテゴルソといった象徴的なルートで行われ、観客は電動ながらも圧倒的なパワーと俊敏な挙動を目の当たりにしました。

 ドライブを担当したのはルノーのアンバサダーでありラリードライバーのジュリアン・ソーニエ選手で、彼はマキシ5ターボの伝統カラーをモチーフにした特別仕様車でステージを走り抜けました。

 ルノー5ターボ3Eは、1980年代のラリーカーを現代的に再解釈したコンセプトで、完全電動化を前提とした設計になっています。オリジナルモデルが持っていた過激なドライビングフィールと独特のスタイルを受け継ぎながら、ゼロエミッションでそれを実現することを目指しています。

 今回のツール・ド・コルスでの走行は、技術的な信頼性を確認しつつ、ファンにその魅力を直接伝えることを目的にしています。また、1985年にジャン・ラニョッティ氏がマキシ5ターボでこのラリーを制してからちょうど40年という節目の年でもあり、歴史的な意味合いも込められたイベントとなりました。

 車両はアルミニウム製シャシとカーボン製のボディ構造を組み合わせた軽量かつ高剛性な設計で、後輪にそれぞれ独立したインホイールモーターを搭載しています。

 これにより、左右のトルク配分を精密に制御することが可能となり、コーナリング性能を大幅に高めています。モーター出力は合計で約555馬力に相当し、最大トルクは4800Nmに達します。0-100km/h加速は3.5秒未満とされ、従来のガソリンスポーツカーに引けを取らない俊足を実現しています。

 車両重量は1450kg未満を目標とし、カーボン製のボディシェルは100kg以下に抑えられています。バッテリーは70kWhの容量を持ち、800Vアーキテクチャを採用。15分で15%から80%まで急速充電できる性能を備え、航続距離は400kmを超えるとしています。

 今回のイベントでは、ツール・ド・コルスの象徴的なエリアを舞台に、閉鎖されたエスプラネードや特設ステージでデモンストレーション走行が行われました。

 ドライブしたソーニエ選手は「加速の立ち上がりに遅れがなく、ブレーキの制御性やドリフト性能も極めて高い」とコメントし、電動スポーツカーとしての完成度を高く評価しました。また、デモ走行後には彼がオリジナルのマキシ5ターボに乗り換えてヒストリック部門の本戦にも参加し、往年の名車との共演が実現しました。彼は2024年のヒストリック・ツール・ド・コルスの優勝者でもあり、今回も上位入賞が期待されています。

 ルノー5ターボ3Eの予約受付は2025年4月22日に開始され、価格は付加価値税込みで16万ユーロ(約2500万円前後)と発表されています。

 生産台数は1980台に限定され、これは初代ルノー5ターボが登場した年を記念した数字です。

 予約時には5万ユーロの申込金が必要で、顧客には仕様選択や車体番号の指定といったパーソナライズ権が付与されます。正式なオーダー受付は2027年前半に開始される予定で、同年中の納車開始を目指しています。

 ヨーロッパ諸国に加え、日本やオーストラリア、中東市場でも販売が予定されており、すでに予約開始から3日で500件を超える申し込みがあったといいます。

Gallery 【画像】令和にEVで蘇った「ルノー5ターボ3E」を見る(25枚)
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