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V12エンジンを搭載していない“特別なフェラーリ”の最終進化型をオークションで発見 程度も極上の「真っ赤なディーノ246GT」とは

ディーノの最終シリーズ、内外装も機関もオリジナル

 2025年10月18日にドイツのミュンヘンで開催されるRMサザビーズのオークションに、1971年型のフェラーリ ディーノ246GTが出品されます。どんなクルマなのでしょうか

オークションに出品予定の1971年式フェラーリ「ディーノ246GT」Florian Schmitz(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに出品予定の1971年式フェラーリ「ディーノ246GT」Florian Schmitz(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's

 フェラーリ ディーノ246GTについては、知らないクルマ好きはいないでしょう。

 ディーノとはフェラーリの総帥であるエンツォ・フェラーリの愛息、アルフレードの愛称から名づけられました。

 F2レース用に開発された2リッターのV6エンジンを、ピニンファリーナの手がけた美しいボディに搭載していました。

 1968年の発表時は206GTでしたが、翌69年に排気量を2.4リッターにアップした246GTとなりました。

「12気筒以外はフェラーリにあらず」といわれてフェラーリの車名は与えられなかったとも言われていますが、ここではフェラーリ ディーノとして紹介しておきます。

※ ※ ※

 オークションに出品されるシャシナンバー「02656」は、1971年9月に完成しました。

 ディーノ246GTの中でも最終型のEシリーズで、フロントの円形エアインテークの上に短くなったバンパーを備えています。

 ボディカラーはロッソ キアーロと呼ばれる鮮やかな赤、インテリアは黒のビニールを組み合わせています。

 このディーノはデュッセルドルフの販売店からドイツに新車で納車され、ランツベルク・アム・レヒ市の出版社が購入しました。

 その後、1982年9月に売却され、ヴェールター在住のヨッヘン・ヴィーテ氏が長く所有していました。

 数名のオーナーの手に渡った後、019年に今回の出品者が取得し、このディーノ246GTは工場出荷時のカラーコンディションを保ち、エンジンとトランスミッションはオリジナルのマッチングナンバーであることが分かっています。

 ラリー用のタコメーターを装備して、カンパニョーロ製のマグネシウムホイールを装着し、さらに予備のクロモドラ製ホイールも付属しています。

 2023年にはクラシックカーイベントのゾウテグランプリにも参加しています。

 ディーノ246GTの最終シリーズである「Eシリーズ」は1971年から1974年にかけて1624台生産されましたが、このシャシナンバー「02656」は程度も良く、素性も知れています。

 この1971年型のフェラーリ ディーノ246GT、オークションは30万ユーロ〜35万ユーロ(1ユーロ=約176円として、約5280万円〜約6160万円)と予想されています。

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