フェラーリの“もうひとつの顔”! V6搭載の「赤いディーノ246GT」がオークションで落札 40年以上同一オーナーが所有した希少な“右ハンドル”仕様の価値とは
英国仕様の右ハンドル 40年同一オーナーのもとで維持された良好個体
今回のオークションで落札された個体は、1970年式のMシリーズに属する右ハンドル車で、英国向けに生産された約500台のうちの1台です。

英国で2人のオーナーに渡ったのち、1984年にアメリカへ輸入され、翌1985年から現オーナーが40年以上にわたって所有してきました。
1989年にはフロリダ州のシェルトン・フェラーリで車体が全面的にレストアされ、当初のシルバーからレッドに再塗装されています。
そして、ボディはスチール製で、アルミ製フロントフードのみが当時の仕様を保っています。クローム仕上げのバンパーエッテやクワッドタイプのマフラーエンドが外観にアクセントを与え、右ドアに装着された単一のリアビューミラーが英国仕様を示す特徴です。
また、ホイールは14インチのクロモドラ製5穴アルミで、ディーノのロゴ入りセンターキャップを装着。
前後とも独立懸架式サスペンションで、コイルオーバーショックとスタビライザーを備え、4輪ベンチレーテッドディスクブレーキが装着されます。
さらに、内装はブラックレザーで統一され、1989年のリフレッシュ時にシート、ダッシュボード、ドアトリムが張り替えられました。
また、右ハンドルレイアウトにより、ドグレッグパターンのゲート式5速シフターはステアリング左側に位置しています。
そして、MOMO製ステアリングには、元フェラーリF1ドライバーのクレイ・レガツォーニ氏のサインが刻まれています。
メーター類はヴェリア・ボルレッティ製で、170mphスピードメーター、7750rpmレッドゾーンのタコメーター、油温・水温・油圧・電圧・燃料計などを備えます。
なお、今回のオークションでは、62件の入札を経て最終的に35万ドル(約5300万円)で落札されました。
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右ハンドル仕様で長年にわたり同一オーナーが所有してきたこのディーノ246GTは、クラシック市場でも非常に珍しい存在です。
綿密な整備と保管により高い完成度を保ち、オリジナルの魅力を損なうことなく維持されてきました。
半世紀を経てもなお、ディーノ246GTが放つ造形美と軽快な走りの魅力が、世界中のコレクターを惹きつけ続けていることを物語っています。
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