オフロードテイスト濃密なミドルクラスのアドベンチャーバイクBMW「F900GS」の魅力とは? 悪条件ほど本領を発揮する優れた走行性能の持ち主です
オフロードで走破性の高さを実感
「F900GS」のシート高は870mmと、こちらもオフロード車に匹敵する高さですが、車体がスリムなこともあって、数値から予想するほど足つき性は悪くありません。

「GS」シリーズの中では軽量なこともあって片足でも車体を支えやすく、オフロード走行中に足をつく場面でも不安は感じませんでした。
ハンドルの幅が広くてマウントされている位置が高いことから、ライディングポジションはオフロード車のよう。ナックルガードには金属製の芯が入っているタイプが装着されていました。
搭載される並列2気筒エンジンは、低回転域からスムーズな特性と優れた静粛性が特徴。マフラーにはアクラポビッチ製のもの装備されており、回転数を上げるとかなり元気なエキゾーストノートを楽しめます。
低回転域からトルクフルなのでワインディングでも走りやすいのですが、そのありがたみは未舗装の林道を走ると特に痛感させられます。路面状況がコロコロ変わるオフロードでは、トルク変動の小さい特性で扱いやすく感じます。
路面が荒れてくると、21インチの大径フロントホイールと、ストローク量の大きいサスペンションが威力を発揮。大きめの石が転がり、ハンドルを取られるような場面でも直進安定性が高く、「GS」シリーズの中でも特に優れた走破性を実感できました。
大径で細めのタイヤと軽量な車体のおかげで、舗装路でのハンドリングも軽快。左右に車体をバンクさせる動きが軽く、コーナー途中でのラインの修正もしやすいので、見通しの悪い峠道なども気負わず走ることができます。
狭いワインディングや荒れた林道など、条件が悪くなるほど本領を発揮する「F900GS」。大きめのスクリーンを装備しているので、高速道路の巡航も快適にこなせます。
ちょっと遠方の林道まで足を伸ばしたいオフロードファンなどには、魅力的な選択肢のひとつといえるでしょう。
●製品仕様
・価格:204万3000円~
・サイズ:全長2270×全幅945×全高1395mm
・ホイールベース:1600mm
・シート高:870mm
・重量:224kg
・エンジン:水冷並列2気筒DOHC4バルブ
・総排気量:894cc
・最高出力:105ps/8500rpm
・最大トルク:93Nm/6750rpm
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