「フェラーリのV8エンジン」を積んだ“驚異のカスタムバイク“なぜ誕生した? 開発は苦労の連続!? まもなく公道テストが始まる「HF355」のスゴさとは
パッケージングから手づくりのワンオフバイク
「HF355」のトランスミッションには、アメリカの希少なバイクメーカーであるモータス・モーターサイクルズが手がけたMSTRモデル用の6速ミッションを流用しているそうです。

モータスはアラバマ州バーミンガムを拠点とし、2014年から2018年まで独自開発の1.65リッターV4エンジンを搭載したスポーツツアラーを製造していました。
このモデルは、アメリカ製V4エンジンを搭載した初のバイクとしても知られており、プッシュロッド式V4エンジンを搭載した量産バイクとして世界最速記録も樹立しています。
モータス自体が少量生産メーカーで、しかも、すでに生産を終了していたことから、このトランスミッションの入手は極めて困難だったとか。しかも、そのままでは使用できなかったため、フェラーリ製V8エンジンに適合させるべく大幅な改造が施れたといいます。
「HF355」ボディワークは、すべてヘイザン氏自身が複合材料を用いて製作したもの。MotoGPのMoto2クラスに参戦するレーシングバイクをイメージしたデザインで、フロントカウルには空力性能を向上させるウイングレットを装備。アクリル製のウインドウスクリーンも専用の型から成形されています。
エンジンとトランスミッションにすべてのパーツが直接、ボルトオンされるという設計のため、フェラーリ製V8エンジンが絶大な視覚的インパクトを放つ「HF355」。
63インチ(約1600mm)というホイールベースはアドベンチャーバイクと同程度の長さですが、ヘイザン氏はスポーツバイクらしいプロポーションと俊敏性を失わないよう、細心の注意を払って設計したと話します。
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現在、「HF355」はマッピングとテストの最終段階にあり、近いうちに公道走行も可能になる予定です。
カリフォルニアにある「カリフォルニア・スーパーバイク・スクール」でおこなわれたシェイクダウンの写真を見る限り、開発は順調な様子です。
惜しむらくは、量産の予定が一切なく、世界に1台しか存在しないモデルだということ。いずれはコレクターの手に渡るのでしょうが、近いうちに公開されるであろう公道でのテスト走行動画が楽しみです。
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