VAGUE(ヴァーグ)

日本メーカー発「街中最速」の“スーパーモト”待望の復活! スズキの新バイク「DR-Z4SM」はオンロード向けにつくり込まれたハンドリングが秀逸です

フロントからグイグイ曲がるハンドリング

「DR-Z4SM」のシート高は、「DR-Z4S」のそれと同じ890mmですが、“スーパーモト”とあってかスタンダードタイプの肉厚シートが装備されています。

スズキ「DR-Z4SM」
スズキ「DR-Z4SM」

 このシートは足を下ろしやすい形状ですが、サスペンションの沈み込みが少ないため、人によっては「DR-Z4SM」の方が足つき性が悪いと感じるかもしれません。

 試乗したのはクローズドコースのミニサーキットだったことから、「DR-Z4SM」のポテンシャルをリアルに感じられました。

 最もおだやかな「C」モードで走り始めたのですが、エンジンを高回転域まで回すとしっかりとパワーが出てきます。スロットル操作に対するレスポンスがおだやかになるだけなので、十分に実用的だと感じました。

 サーキットでの試乗だったことから、続いては最もレスポンスが鋭く、キビキビ走れる「A」モードを選択します。高回転域まできれいに回るエンジンの特性は非常に気持ちよく、排ガス規制でパワーが絞られているとは全く感じませんでした。

 先代の「DR-Z400SM」は、レース向けのキャブレターを装着すると走りが激変することが知られていましたが、「A」モードはその状態とノーマルキャブのちょうど中間的なフィーリング。それでいて、スロットル開け始めの“ドンつき”と呼ばれるギクシャク感は完全に抑えられています。

 そんな「DR-Z4SM」で最も魅力的に感じたのはハンドリングです。専用セッティングが施されたサスペンションは特にフロントの信頼感が高く、思い切ってコーナーに入っていけます。大径化されたフロントブレーキを使い、しっかりとフロント側に荷重をかけると、グイグイ曲がっていく感覚を味わえました。

 ロードバイクのように腰をズラしたハングオンスタイルでも、オフロードマシンのように足を出したリーンアウトで乗っても、それぞれ受け入れてくれる懐の広さも持ち合わせています。

 今回走ったコースでは、高速コーナーはハングオンで、タイトなコーナーは足出しスタイルで走るのが気持ちよく感じました。

“スーパーモト”は一般的なロードバイクに比べてサスペンションのストロークが長く、サスペンションの動きを感じ取りやすいのが特徴。街中を走るような速度域でもサスペンションの動きを感じられるので、バイクを操る楽しみが濃密だといえます。

 この特性はサーキットを走っても同様で、小さめのサーキットでもスポーツライディングの楽しさを存分に味わえました。「DR-Z4SM」は特に足回りが相当なレベルまでつくり込まれているので、スポーツ走行を楽しむには打ってつけのバイクといえそうです。

●製品仕様
・価格(消費税込):119万9000円
・サイズ:全長2195×全幅885×全高1190mm
・シート高:890mm
・重量:154kg
・エンジン:水冷単気筒DOHC4バルブ
・総排気量:398cc
・最高出力:38ps/8000rpm
・最大トルク:37Nm/6500rpm

Gallery 【画像】「えっ!…」スポーツライディングに打ってつけ! これがスズキの新“スーパーモト”「DR-Z4SM」です(30枚以上)
シチズン「プロマスター」新作 “海の男”をうならせた頼れる1本

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】

海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】

RECOMMEND