フロントガラスもルーフもない“特別な市販フェラーリ”がオークション初登場 世界でたった499台 走行812キロの「モンツァSP2」の気になる予想価格とは
走行距離わずか812kmの極上個体
2025年12月にUAE(アラブ首長国連邦)のドバイで開催されるRMサザビーズのオークションに、2022年型のフェラーリ モンツァSP2が出品されます。
どんなクルマなのでしょうか。

「ラ・フェラーリ」など未来的なデザインを批判する顧客も現れる中で、フェラーリは現代的なデザイン言語を用いつつもクラシックなスタイルを想起させる、超限定モデルのサブラインを創設しました。
これは「イコナ」シリーズと呼ばれ、優先される特別な顧客や著名なコレクターのみに割り当てられます。
2018年9月に、イコナ シリーズの初代モデルとして、「モンツァSP1」と「SP2」が発表されました。
1950年代を象徴する「750」および「860モンツァ」のフォルムを彷彿とさせるしなやかなラインで、ルーフとフロントウインドーは省かれていました。
コクピット後ろには当時のスポーツレーサーを彷彿とさせるヘッドフェアリングを備え、長いボンネットが特徴的でした。
SP1は片側にオフセットしたシングルシートを、SP2はデュアルシートを採用していました。
フェラーリ チェントロスティーレ(スタイルセンター)が手がけたカーボンファイバー製のボディはシザードアを備え、SP1は2020年に世界最高峰の工業デザイン賞のひとつである「コンパッソ・ドーロ」を受賞しました。
「812スーパーファスト」をベースにしたホイールベース2720mmのシャシに、「エンツォフェラーリ」、「599GTO」、「ラ・フェラーリ」などに搭載されて進化してきた6.5リッターのV12エンジン「ティーポF140」の改良版を搭載しました。
13.6という高い圧縮比と9000rpmがレッドラインで、最高出力は799馬力、最大トルクは530ポンドフィート(約720Nm)を発生し、当時フェラーリが製造した最も強力なエンジンとなりました。
これに7速DCTを組み合わせ、モンツァSP2で0‐100km/h加速は2.9秒、最高速度は300km/hオーバーというパフォーマンスを発揮しました。
インテリアは、豪華なレザー仕上げの一体成形カーボンファイバー製シートを装着し、新開発のバーチャル ウインドスクリーン技術により走行中は乗員に風が当たりません。
フロントウインドーやピラーがないので視界は抜群、しかもルーフもないのでコクピットには精密にチューンされたエンジンサウンドとエキゾーストノートがシンフォニーとなって轟きました。
正確な生産台数は公表されていませんが、発表時にフェラーリはSP1とSP2合わせて499台以下に限定するとアナウンスしました。
そ の希少性と素晴らしいスタイリングで、SP1とSP2はコレクターズアイテムとしての地位を確立しました。
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今回の出品車、シャシナンバー「272374」は2021年10月に組み立てを完了しました。
チタニウムグレーメタリックのボディカラーに赤いレザーの内装は黒いアクセントが施されています。
特別装備として、ドライバー用ヘッドフェアリングはレーシングレッドにモデルロゴとチタニウムグレー メタリックのストライプを配しています。
ホイールハウスアーチ、リアディフューザー、フロントエアベント、アンダードアカバー、フロントスポイラーなど、多くの部分にオプションのカーボンファイバーを採用しています。
インテリアでは、黄色い4点式フルハーネス、GT2モノコックシート、ヘッドレストに刺繍された跳ね馬のロゴ、黄色い文字板のタコメーター、そして赤いステッチ入りステアリングホイールなどを装備しています。
このモンツァSP2はドバイ在住の愛好家に新車で販売されてクウェートで登録されましたが、現在までにわずか812kmしか走っていません。
フェラーリ ブランドのレザーとカーボンファイバー製ヘルメット、バッテリーチャージャー、そしてオーナーズマニュアルも付属しています。
この2022年型のフェラーリ モンツァSP2、オークションでの落札価格は、225万USドル〜275万USドル(1USドル=約155円として、約3億4875万円〜約4億2625万円!)と予想されています。
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