まもなく登場!? マツダ新型「CX-5」リアシートの出来栄えは? 座り心地は快適? 進化した“人気のミッドサイズSUV”で気になる後席の居住性
ホイールベース延長で後席の足下空間がサイズアップ
そんな新型「CX-5」のボディは、全長4690mm、全幅1860mm、全高1695mm(いずれも欧州仕様)で、現行の日本仕様と比べて115mm長く、15mmワイドで、5mm背が高いモデルへとサイズアップを果たしています。

ラゲッジスペースは奥行きが45mm伸びるなど、クラストップレベルのフロア面積と荷室高を実現。リアシートを使用した状態でも4個のスーツケースを積載できるほか、ベビーカーを縦方向に積載することが可能となっています。
さらに見逃せないのは、115mm拡大された全長がすべてホイールベースの延長に充てられていることです。これにより後席乗員のヒザ回りスペースは64mm広がっているほか、ヘッドクリアランスも29mm拡大されています。
実車に乗ってみると、その恩恵をすぐに実感できます。身長170cmのドライバーが運転席に座り、きちんとした運転姿勢をとっても、リアシートは乗員のヒザ前に4個ほどのコブシが収まるだけのスペースが確保されており、大人でも足を組んで座ることができます。
チェックした車両には、後席上部まで広がるパノラマサンルーフが装備されていましたが、頭上にはコブシ1個以上のスペースがあり、ヘッドクリアランスも十分余裕があります。
また、サンルーフが備わる車両はキャビンが明るく開放的。リアシートからの前方視界も良好で、後席乗員も快適なドライブを楽しめそうです。
現行モデルはライバルと比べてボディサイズが“小さめ”で、その分、リアシートの居住性では見劣りすることもありましたが、新型はライバル超え、もしくは同等のスペースを確保できているといえるでしょう。
そんな新型「CX-5」は、上下・前後に広がったリアドアの開口部に注目です。これによりリアシートへの乗降性が格段に向上。頭を大きく傾けることなくキャビンに乗り込むことができます。
そのほか、リアシート乗員のための快適装備が充実しているのもポイントです。上級グレードのみの装備かもしれませんが、今回チェックした車両には、センターコンソールの背後にリアシート用のエアコン吹き出し口やUSB-Cソケットを装備。また、後席シートヒーターも備わっていました。
もちろんセンターアームレストにはカップホルダーを設置。さらにリアのドアポケットにもドリンクボトルを収めることができました。
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このように、新型「CX-5」は広々としていて開放的なリアシートを備えています。今回チェックしたモデルは欧州仕様ですが、日本仕様もすべての乗員が快適なロングドライブを楽しめることでしょう。
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