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2025年の“注目バイク”「CB1000F」の実力とは? ホンダが導き出した“ジャパニーズネイキッド”の最適解! 独特なエンジンの回転フィールが魅力です

クラシックなネイキッドバイクに通じる走り味

 試乗時の天候はあいにくの雨だったので慎重に走り出しましたが、最初に驚いたのは低中回転域でのエンジンフィールでした。

ホンダ「CB1000F」
ホンダ「CB1000F」

 ベースはスーパースポーツ由来のパワーユニットですが、“ヒュンヒュン”という小気味よく回る感じではなく、むしろ不ぞろいさを感じさせるようなドロっとした鼓動感があります。それはかつての「CB1100」シリーズに近い印象です。

 このフィールの秘密は、左右の2気筒で異なるバルブタイミングを採用していることや、エアファンネル径を気筒ごとに異なる設計にしたという点にあります。これにより、わざと不ぞろいで鼓動感のある回転フィールを生み出しているのだとか。

 実はこの手法は「CB1100」でも使われているのですが、吸気系のセッティングを担当したエンジニアは同じ人とのこと。ルックスだけでなく乗り味にもレトロな味わいが再現されています。

 そして、ハンドリングは伝統的なネイキッドバイクを思わせるもので、前後サスペンション、着座位置、ステアリングポジションのバランスが絶妙です。

 フロントにショーワ製のSFF-BPフォークを搭載しているのですが、「CB1000F」はリアタイヤを軸に曲がっていくようなフィーリングです。ホーネットは前輪を軸に曲がっていく印象でしたので対象的です。

 サスペンションは低速域でもカドがなくよく動き、ライディング時の快適性が秀逸です。ベテランライダーも初心者も安心感のある乗り味といえるでしょう。

 そんな「CB1000F」は電子制御デバイスも充実。6軸IMUを使ったコーナリングABSやトラクションコントロールが標準装備されており、アシスト&スリッパークラッチも装備。クラッチ操作は非常に軽く、街乗りでもストレスは少ない印象でした。

 なお、試乗車にはオプションのクイックシフターがついていましたが、その操作感は軽やかで精度が高く、スムーズにシフトチェンジをおこなえました。

* * *

 1969年に登場した「CB750Four」以来、「CB」シリーズの旗艦モデルは歴史に名を残す名車ばかり。新しい「CB1000Fも、その伝統に名を連ねる存在になる予感させる完成度でした。

●製品仕様
・価格(消費税込):139万7000円
・サイズ:2135×835×1125mm
・ホイールベース:1455mm
・シート高:795mm
・車両重量:214kg
・エンジン:水冷並列4気筒DOHC4バルブ
・総排気量:999cc
・最高出力:124ps/9000rpm
・最大トルク:103Nm/8000rpm

Gallery 【画像】「えっ!…」“ジャパニーズネイキッド”の最適解! これがホンダの注目バイク「CB1000F」です(20枚)
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