2025年の“注目バイク”「CB1000F」の実力とは? ホンダが導き出した“ジャパニーズネイキッド”の最適解! 独特なエンジンの回転フィールが魅力です
ホンダ「CB」シリーズの新たなフラッグシップ
2025年3月の「モーターサイクルショー2025」で初公開され、大きな注目を集めたのがホンダ「CB1000F」です。11月に正式発売され、さらに話題性が高まっているモデルですが、実際に乗るとどのような印象を受けるのでしょうか?

「CB1000F」は、ホンダが展開するネイキッドバイクの“顔”ともいえる「CB」シリーズの旗艦モデルであり、生産終了となった「CB1100」や「CB1300」シリーズの後継モデルとして位置づけられています。
そのベースとなっているのは「CB1000ホーネット」ですが、ホーネットが欧州で人気の“ストリートファイター”風デザインなのに対し、「CB1000F」は丸型ヘッドライトを採用し、いかにもネイキッドバイクらしいクラシカルなルックスを採用しています。
企画は日本で進められ、生産もホンダの熊本製作所が担当。まさに“ジャパニーズネイキッド”と呼ぶにふさわしいモデルです。
フレームの基本設計は「CB1000ホーネット」と共通ですが、シートレールは専用設計されており、その結果シート高がホーネットより14mm低い795mmとなっています。
また、タンクが長いため着座位置は後方寄りで、昔ながらのネイキッドバイクらしいライディングポジションを取ることになります。
デザインモチーフは、1979年に登場した「CB750/900F」で、カラーリングも北米のレースシーンでフレディ・スペンサーが操ったマシンを想起させるもの。当時を知るベテランライダーはもちろん、若いライダーからもレトロな雰囲気が支持されているようです。
エンジンは、スーパースポーツ「CBR1000RR」に由来する並列4気筒ですが、カムシャフトや吸気側エアファンネルなどは専用設計されており、低中回転域での扱いやすさを重視したキャラクターになっています。
最高出力は124ps/9000rpmで最大トルクは103Nm/8000rpm。同クラスの4気筒としてはやや控えめな数値ですが、実用性を意識したセッティングといえるでしょう。
そんな「CB1000F」に実際に試乗してまず感じたのは、厚みのあるシートクッションやストローク感のあるサスペンションによって車体がしっとりと沈み込んでくれるので、足つき性が数値以上に良好だということでした。
身長175cmの筆者(増谷茂樹)の場合、かかとが地面に届く感じがあり、乗っていて安心感があります。
タンクの長さから「ハンドルが遠く感じるかも」と思っていましたが、そのハンドル形状によってグリップは近く、アップライトなポジションでライダーに無理を強いる感じはありません。街乗りはもちろん、ツーリングでも疲れにくそうです。
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