“セカンドカーの最適解”なのか? ホンダ「N-ONE e:」の“航続距離295km”はライバルを凌駕! 積極的に選びたくなるハイレベルな走りとは?
心臓部だけでなく内外装も専用の電動版「N-ONE」
ホンダにとって2車種目となる軽自動車のBEV(電気自動車)「N-ONE e:」に触れてみて、筆者(工藤貴宏)は大きな可能性を感じました。それはどんな部分なのか? 4つのポイントから掘り下げてみたいと思います。
その前に、ホンダ「N-ONE e:」のおさらいから。このモデルのベース車は、ガソリンエンジンを搭載する「N-ONE」です。簡単にいうと、そのエンジンやトランスミッションの代わりにバッテリーやモーターを組み込んだモデルが「N-ONE e:」というわけです。
しかしこの2台、単にメカが異なるだけではありません。エクステリアもインテリアも驚くほどの差別化が図られています。
例えばフロントマスク。丸いヘッドライトを組み合わせた「N-ONE」の顔つきのイメージは残しつつも、「N-ONE e:」は全体的にスクエアな雰囲気にまとめられています。
パーツ単位で見れば、その変更箇所は想像以上に広範囲で、ヘッドライトやフロントグリル、そしてバンパーだけでなくボンネットフードやバンパーも専用品となっています。
ボンネット先端の位置は「N-ONE」より高くなっており、真横から見るとボンネットフードがより水平なラインになっているのがポイント。それはデザインの違いだけでなく、フロントグリル部に充電口をレイアウトした結果、それに関するメカニズムを収めるスペースが必要だった、という理由もあります。
こうした変更により、運転席からはより広範囲のボンネットが見えるようになり、車両感覚をつかみやすくなったというメリットも生まれています。
リアまわりでは、コンビネーションランプがクリアレンズ仕様となっているほか、ナンバープレートの取付位置が下に移されています。つまり「N-ONE e:」は、リアゲートが専用設計となっているのです。リアウインドウまで「N-ONE」とは異なるというのですから、デザイナー陣のこだわりが感じられます。

インテリアでは、ダッシュボードやドアトリムが「N-ONE e:」専用設計となっています。「N-ONE」と差別化を図るためにダッシュボードのデザインを変えたのは理解できますが、ドアトリムまで専用設計とするなんて、こだわりがスゴすぎます。
ちなみにドアトリムは、ドアを閉めるときに手を掛ける部分が大きくなっており、そこを小物入れとして使えるのが便利。8インチ程度のタブレット端末であれば、ここに収めることができます。
またシフトセレクターも、ホンダの上級ハイブリッド車に使われるボタン式へと変更されており、先進感が感じられます。
運転席まわりで注目すべきは、同じホンダの軽BEV「N-VAN e:」にはなかった、アクセルペダルのアイコンが描かれたボタン。これは、ホンダの軽自動車としては初搭載となる“シングルペダルコントロール”機能のオン/オフスイッチです。
これをオンにしておくと、アクセルペダルから足を離した際に回生ブレーキが強めに作動し、ブレーキペダルを踏まなくても最終的に停止するので意外と便利です。
アクセルのオン/オフを繰り返す街中やコーナー手前で減速を強いられる峠道などを走行中、ブレーキペダルに足の踏み替える機会が少なくて済むので、楽にドライブできるのです。
さらにフロントシートも、ホールド性を高めた「N-ONE e:」の専用品。リアシートは、バッテリーなどを収める関係からフロアが少し高くなっていますが、乗車姿勢に不自然な印象はなく、いわれなければそうと気づかないレベルです。
キャビンの広さに関する「N-ONE」との違いはそれくらいで、ラゲッジスペースに関しては容量も形状も変わっていません。
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