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80年代フェラーリの完成形! およそ40年前の「赤いテスタロッサ」がオークションで落札 低走行で手厚くメンテナンスされた貴重個体の価値とは

低走行かつ良好なコンディションが魅力のオークション個体

 今回落札された1989年式テスタロッサは、ボディカラーに定番の「ロッソコルサ(赤)」をまとい、内装は「ベージュ・コノリーレザー」で統一された個体です。

オークションに出品された1989年式フェラーリ「テスタロッサ」
オークションに出品された1989年式フェラーリ「テスタロッサ」

 ピニンファリーナが手がけた造形美は今なお色あせず、サイドストレーキやアシンメトリーなフロントダクト、黒いロッカーパネルなども当時のオリジナルを保っています。

 足元にはシルバー仕上げの16インチ5スポークアロイホイールが装着され、タイヤはグッドイヤーZR50(前225/50、後255/50)を履いています。制動装置には4輪ベンチレーテッドディスクブレーキが採用され、見た目だけでなく性能面でも抜かりはありません。

 また、車内にはエアコンやパワーウィンドウ、モーター駆動のシートベルトといった快適装備が揃い、クラシックながらも実用的な環境が整っています。

 シートはしっかりとしたバケット形状で、乗員を包み込むような座り心地。センターにはゲート式の5速マニュアルシフターが鎮座し、クラシックフェラーリらしい操作感が楽しめます。

 さらに、オーディオ面ではソニー製のステレオに加えて、パイオニアのスピーカーと後部座席のサブウーファーが後付けされており、音響環境も強化されています。

 搭載されるのは4.9リッター水平対向12気筒エンジンで、当時のスペックでは最高出力380馬力、最大トルク約480Nmを発揮。エンジンはリアアクスルと一体型のトランスアクスルにより後輪を駆動し、リミテッドスリップデフも装備されています。

 この個体では2020年にエンジンを降ろした状態で整備が施され、タイミングベルトやクラッチ、フライホイールも交換済み。さらに、2025年にはエンジンオイル交換も行われており、メンテナンス状況は極めて良好といえます。

 さらに、走行距離は1万マイル(約1万6000km)と非常に少なく、過去のオーナー歴もフロリダ、ミズーリ、ニュージャージー、カリフォルニアとアメリカ国内での移転歴のみ。事故歴や損傷歴もなく、CARFAXレポートもクリーンな内容です。

 車両には当時のウィンドウステッカーやオーナーズマニュアル、純正ボディカバーが付属し、カリフォルニア州では現在「Planned Non-Operation」登録(非稼働状態)として保管されています。

 なお、今回のオークションでは、31件の入札を経て最終的に14万9000ドル(日本円で約2230万円)で落札されました。

※ ※ ※

 テスタロッサは、1980年代を象徴するモデルとして今なお高い人気を保っています。特に低走行で手厚くメンテナンスされた個体は、世界中のコレクターや愛好家から注目を集める傾向にあります。

 今回の個体は、クラシックフェラーリらしい存在感と、比較的扱いやすい仕様がバランスよく備わっており、長期保管にも耐えうる安心感が魅力といえます。

 今回の落札結果は、その魅力が市場でも高く評価された証といえそうです。

Gallery 【画像】スーパーカー世代の憧れ! ビッカビカの1989年式フェラーリ「テスタロッサ」を写真で見る(24枚)
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Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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