メルセデス・ベンツ新型「GLB」が世界初公開! 2代目に進化した3列7人乗りの人気コンパクトSUV ネットでの反響とは?
人気のコンパクトSUVがBEVにモデルチェンジ
2025年12月8日、メルセデス・ベンツは欧州において、2代目となる新型「GLB」を発表しました。
2019年に初代がデビューしたメルセデス・ベンツ「GLB」は、日本市場でも扱いやすいサイズ感と、7人乗車が可能なパッケージングで支持を集めてきたコンパクトSUVです。
今回の発表は約6年ぶりのフルモデルチェンジとなり、プラットフォームから刷新された新世代モデルへと生まれ変わっています。
新型GLBは、メルセデス・ベンツが新たに開発したプラットフォーム「MMA(Mercedes Modular Architecture)」を初めて採用しました。
このMMAは、「エレクトリック・ファースト」という理念のもと、電気自動車としての性能を最優先に設計された骨格です。
従来のプラットフォームが内燃機関を主としていたのに対し、MMAは電動化ユニットの配置を最適化することで、航続距離の延長や充電性能の向上、そして広々とした室内空間を実現しています。
ボディサイズは、全長4732mm×全幅1861mm×全高1687mm、ホイールベースは2889mmに達しています。
初代モデルと比較すると、全長は98mm延伸され、ひとクラス上のDセグメントSUVである「GLC」に肉薄する大きさです。
また、エクステリアデザインについては、ガソリン(ハイブリッド)仕様とEV仕様で基本デザインが共通化された点が特徴です。
従来はグリル形状などで明確に差別化されていましたが、新型ではパワートレインによる外観の差異が最小限に留められています。
また、インテリアは新開発のモジュラーアーキテクチャによりゆとりある構成となっています。
特に、このクラスの課題であった3列目シートの足元空間やラゲッジスペースの容量などの居住空間が大幅に改善されました。

くわえて、パワートレインはEVモデルと、発売から数か月後に導入される48Vテクノロジー搭載のハイブリッドモデルが用意されています。
ドイツ本国での発表時には、EVモデルとして「GLB 250+」および「GLB 350 4MATIC 」がラインナップされました。
「GLB 250+」は、リアに200kW(約272ps)、最大トルク335Nmのモーターを搭載する後輪駆動モデルです。0-100km/h加速は7.4秒、最高速度は210km/hを発揮します。
一方、「GLB 350 4MATIC」はフロントに80kWのモーターを追加した4輪駆動モデルです。
システム最高出力は260kW(約353ps)、最大トルクは515Nmに達するほか、0-100km/h加速は5.5秒という性能を誇ります。
なお、本国での価格は、EVの「GLB 250+」で5万9048ユーロ(約1069万円)から、EVの「GLB 350 4MATIC」で6万2178ユーロ(約1125万円)からに設定されていますが、日本国内への導入時期や価格などの詳細な情報は発表されていません。
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