ミッドエンジンなのに4人乗り 希少な「深緑のフェラーリ」をオークションで発見 荷室も備えた“日常でも使えるスーパーカー”「モンディアルt」とは
もっとも完成度の高い一台
2026年1月にオンライン開催されるブロードアローオークションにて、1990年式フェラーリ「モンディアルtカブリオレ」が出品される予定です。
どんなクルマなのでしょうか。
1989年に登場したモンディアル tは、フェラーリが手がけた実用的なミッドエンジン2+2モデルの最終進化形にして、もっとも完成度の高い一台です。
モデル名の「t」は、トランスミッションを横置きとしたトランスバース・ギアボックスに由来します。
排気量は3405ccへと拡大され、スタイリングやキャビンのエルゴノミクスもさりげなく改良されました。
4座を備えたオープントップのフェラーリという希少性も相まって、クラシックなフェラーリV8を味わううえで、非常に魅力的な選択肢であり続けています。
この印象的なモンディアルtカブリオレは、新車時にほとんど見かけることのないヴェルデ・スクーロのボディカラーに、ベージュのレザーインテリアを組み合わせて指定されました。さらに、オプションのレザートリム・ダッシュボードも備えています。

エレガントで疑いなく希少な仕様であり、ロッソ・コルサが大多数を占める中にあって、新鮮な存在感を放つ一台です。この組み合わせでデリバリーされた個体は、ごく少数に限られると考えられます。
オークションに出品予定の個体は、ベルギーの現オーナーが新車で購入して以来、現在に至るまで一貫して同一オーナーのもとで大切に所有されてきました。
製造年当時まで遡る整備記録や請求書を含む充実したヒストリーファイルが付属しており、モンツァNVフェラーリによる定期的なメンテナンスが行われてきたことが確認できます。
2000年代半ばまでは比較的定期的に走行され、ベルギーから南フランスへのドライブも数多くこなしており、2004年7月の時点で走行距離は5万2401kmを記録していました。その後の使用頻度は控えめながら、オーナーのコレクション専属メカニックにより、引き続き丁寧に管理されてきました。
カタログ制作時点での走行距離は5万5708kmを示しており、このモンディアルtカブリオレは高いオリジナリティを保った、非常に良好な保存状態の一台としてご紹介できます。
ヴェルデ・スクーロのオリジナル塗装の多くが残され、ベージュのインテリアも美しく維持されています。タイミングベルト交換をはじめとする通常のメカニカル・リコミッショニングを施せば、希少な仕様と確かな来歴を備えたミッドエンジン・フェラーリを存分に楽しむことが可能です。
1990年式フェラーリ「モンディアルtカブリオレ」、落札価格は4万5000ユーロから6万5000ユーロ(1ユーロ=183.6円換算で、約826万円から1193万円)と予想されています。
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