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当時の少年にはぶっ刺さった“元祖スーパーカー”がオークション登場 55年前の個体なのに走行3.8万キロ 極上の「黄色いミウラ」とは

338台生産されたミウラP400Sをアップグレード

 ヨーロッパでオンラインで行われている「ブロードアロー」主催のオークションに、1971年型のランボルギーニ「ミウラP400S」が出品されました。

 どんなクルマなのでしょうか。

 スーパーカーのルーツ的存在といわれるランボルギーニ ミウラは1967年に発表されましたが、その進化形であるミウラP400Sは1969年に登場しました。

 外観では、フロントウインドーやヘッドランプ周囲のトリムが変更されたくらいですが、エンジンの出力は350psから370psにアップされました。

 インテリアでは、パワーウインドーを標準装備し、助手席用グラブハンドルを備えるなど、快適性を向上させていました。

 オプションでエアコンも設定され、1970年4月にはそれまでオプションだったベンチレーテッド ディスクブレーキも装着されました。

 今回の出品車、シャシナンバー「4809」は1971年2月9日に完成したという記録が残る、わずか338台が生産されたP400Sの1台です。

 ロッソ コルサ(レーシングレッド)のボディにネロ(黒)のレザー内装で、ベンチレーテッド ディスクブレーキとエアコンを装備していました。

2026年1月にオンラインで開催されるオークションに出品される予定の1971年式ランボルギーニ「ミウラP400S」(c)BROAD ARROW Auctions
2026年1月にオンラインで開催されるオークションに出品される予定の1971年式ランボルギーニ「ミウラP400S」(c)BROAD ARROW Auctions

 このP400Sはスペイン初導入のミウラとしてディーラーに納車された後、カナリア諸島の実業家が手に入れました。

 ですがカナリア諸島の強烈な日差しで色褪せたため、オーナーは明るい黄色に再塗装しました。

 その後、別のスペイン人オーナーの手を経て、1980年にスイスへ輸出されましたが、当時の走行距離は約2万5000kmでした。

 1988年にスイス人オーナーが購入しましたが、1993年から走っておらず、10年以上にわたって保管されたままでした。

 そのため、2006年から2011年にかけて本格的なレストアが行われました。

オリジナルの駆動系をリフレッシュし、エンジンとトランスミッションで分割したオイル潤滑システム(スプリットサンプ)にアップグレードされました。

 これは96台が生産されたミウラの最終モデル、ミウラSVにのみ採用されたシステムです。

 これにより、エンジンとトランスミッションに異なる種類のオイルを使用でき、ハードコーナリング時のオイル不足を解消して信頼性を大幅に向上させました。

 当時の請求書には、サスペンション、ブレーキ、電気系統、計器類のリフレッシュ、再組立てを含む機械的レストアなどすべてが記載され、その総額は23万5000スイスフラン(付加価値税込み、当時のレートで約2000万円)を超えていました。

 ボディはジアッロ ミウラと呼ばれる黄色で再塗装され、キャビンは黒のレザーで張り替えられました。

 2025年9月には、2万スイスフラン(1スイスフラン=約185円として、約370万円)以上をかけて追加メンテナンスが施されました。

 外観は美しく修復され、機械的にも整備されており、今回のカタログ作成時点での走行は3万8500kmです。

 この数値はオリジナルの走行距離と推定され、レストア後はわずか2000km強しか走っていません。

 この1971年型のランボルギーニ ミウラP400S、オークションでの落札価格は160万ユーロ〜180万ユーロ(1ユーロ=約184円として、約2億9400万円〜約3億3100万円)と予想されています。

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