スーパーカー世代には「刺さる」よね!最終進化型の“まつ毛なしミウラ”がオークション登場 55年前の赤いランボルギーニ「ミウラSV」の令和での価値とは
落札予想価格は6億円超え
2026年1月にフランス・パリで開催されるRMサザビーズ主催のオークションに、1971年式ランボルギーニ「ミウラSV」が出品される予定です。
どんなクルマなのでしょうか。
シャシナンバー「4840」のこのミウラは、1971年6月25日にイタリアの正規ディーラーへと出荷されました。
生産ラインを離れた当初の仕様は、外装がロッソ・コルサ、内装は美しいブルーのレザーとクロスの組み合わせでした。
翌1972年5月にはドイツの初代オーナーのもとへ渡り、その後1977年に2人目のオーナーが取得するまでの間に、1970年にワンオフで製作されたミウラ「イオタ(SV-J)」を模した外観変更が施されています。
イオタは、ランボルギーニのチーフテストドライバーであったボブ・ウォレス氏の発案により、FIA付則J規定に基づくレース参戦を視野に入れて製作された実験車両でした。
実際にレースに出場することはありませんでしたが、その仕様に強い魅力を感じた一部の顧客向けにSV-Jが製作され、また既存のミウラを後年イオタ風に改装する例もありました。
本車両もそのひとつで、固定式ヘッドライトとプレキシガラス製カバー、ボンネット上の大型ラジエーター排出口、レーシングタイプのフューエルフィラー用開口部などが追加されました。さらにフロントエアダムはアルミ製に変更され、センター出しマフラー化に伴いフロントトランク内部にも加工が施されています。

1997年まで3人目のオーナーのもとで保管され、走行距離は約3万km強でした。4人目のオーナーが取得した1997年から2001年にかけて、車両はフルレストアを受けています。
ボディはベアメタルまで戻され、シャシや内装も新車同様に再生。エンジンとギアボックスはシュトゥットガルトのインスティンスキー社により完全分解・再構築され、無鉛燃料対応化も行われました。
イオタ仕様の外観は維持され、ダークグリーンのボディにゴールドホイール、内装はクリームとブラックのレザーで仕上げられています。この頃から各種イベントでも展示され、2012年にはエッセン・テクノクラシカにも出展され、ドクター・オトカー・コレクションの一部となっていました。
2015年に前オーナーが同コレクションから取得後、1971年6月当時の工場出荷仕様へ戻すことを決断します。
再びベアメタルからのボディレストアが行われ、イオタの要素を撤去し、リトラクタブルヘッドライトを復元。外装はロッソ・コルサで再塗装されました。
内装はダークブルーで張り替えられ、機関系は元ランボルギーニ工場長オラツィオ・サルヴィオーリ氏とその息子ルカ氏が率いるトップ・モーターズが全面的に整備しています。
2016年に作業が完了した後、数年後にベルギー在住の現オーナーが取得しました。
現在も極めて良好なコンディションを保ち、ランボルギーニ・ポロストリコによる認証を取得。マッチングナンバーのV12エンジンを保持し、認証書類、レザー製フォリオ、オーナーズマニュアル、工具一式、1972年まで遡れるドイツの旧車検証も付属します。
わずか150台のみが生産されたミウラSVの中でも、本車は新車時からの来歴が明確で、正しい純正カラー、マッチングナンバー、ポロストリコ認証という条件をすべて満たした、極めて魅力的な1台です。
そんな1971年式ランボルギーニ「ミウラSV」、落札予想価格は330万ユーロから360万ユーロ(1ユーロ184.2円換算で、日本円で約6億775万円から6億6300万円)とされています。
VAGUEからのオススメ
ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】