一言で“スポーツ”っていっても色々な個性があるよね! 異なる思想でそれぞれのジャンルを極めるヤマハの「スポーツバイク」3選
次はYZFシリーズ最新モデルとリッタークラスネイキッド
●「YZF-R9」
つぎに紹介する「YZF-R9」は、2025年に登場したYZFシリーズの最新世代モデルです。

サーキットでの高いポテンシャルと日常での扱いやすさを両立する“アクセスブル”なスーパースポーツとして開発されました。
全長2070mm、シート高830mm、車両重量195kgという数値からも分かるように、車格を保ちながらも軽快な操作性が意識されています。
外観ではM字ダクトとポジションランプ、そして左右に張り出したウイングレットが視覚的インパクトを演出しており、フレームから力強く張り出した3気筒CP3エンジンの存在感も際立ちます。
搭載される888cc水冷直列3気筒エンジンは、最高出力120ps、最大トルク93Nmを発揮し、フューエルインジェクションやYCC-T(電子制御スロットル)などの最新技術により、繊細かつ力強いトルク特性を実現しています。
また、6軸IMUを中核とした電子制御では、トラクションコントロールやスライドコントロール、ブレーキコントロールなど多彩な制御をライダーの操作と連携させることで、高速域から低速コーナーまで安定感をもたらします。
なお、価格は149万6000円に設定されています。
●「MT-10」
次に紹介する「MT-10」は、ヤマハの“クロスプレーン”コンセプトを象徴するリッタークラスのネイキッドモデルです。

全長2100mm、シート高835mm、車両重量212kgと存在感のあるボディに、直列4気筒997ccエンジンを搭載。最大出力は166ps、最大トルクは112Nmと強力で、低中速域の扱いやすさから高速域での伸びまで、幅広い回転域でパフォーマンスを発揮します。
外観は「The Darkest Diamond」のコンセプトのもとにデザインされ、コンパクトなヘッドランプやラジエターシュラウド、大型の吸気ダクトなどが、塊感のある「マス集中フォルム」を形成しています。
さらに、サウンド面でも官能的な演出が施され、吸気ダクトからの響きやクロスプレーン4気筒ならではの鼓動感がライダーを刺激します。
電子制御では6軸IMUによる各種制御に加え、クルーズコントロールやバリアブルスピードリミッター、クイックシフターも搭載されており、日常域での快適性も両立しています。
なお、価格はMT‐10が192万5000円、上級モデルの「MT-10 SP」は218万9000円に設定されています。
※ ※ ※
今回紹介した3つのモデルは、いずれも個性を前面に打ち出したヤマハらしいスポーツバイクです。
ウイングレットや電子制御の進化が際立つYZF-R9、クロスプレーン4気筒によるパワーと質感の融合を果たしたMT-10、そして過去のモチーフと現代技術が調和するXSR900 GPと、それぞれ異なる魅力を持っています。
いずれのモデルも単なるスペックやデザインだけでは語れない奥深さがあり、ライダーとの関係性を築くパートナーとしての資質に富んでいるといえます。
今後ヤマハがどのような個性派モデルを世に送り出すのか、その動向にも注目が集まりそうです。
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