メルセデス・ベンツの名車「Gクラス カブリオレ」を新車で買える! 老舗チューナーのブラバスが手がける1億円超えの「スーパー・オープンSUV」とは?
最新のCAD技術と高強度スチールを駆使したソフトトップを採用
2013年に生産を終了し、メルセデス・ベンツの公式カタログから姿を消して久しい「Gクラス カブリオレ」。最近、中古車市場でその姿を見かける機会はほとんどないばかりか昨今の価格高騰には驚かされるばかりです。
そんな「Gクラス カブリオレ」ですが、メルセデス・ベンツでは近々、再投入の予定がある模様。中身については現時点で何も言及されていませんが、つい先日、開発車両のティザー写真をメルセデス・ベンツ自らが公開し、話題となりました。
そんなオープンエアを満喫できる「Gクラス カブリオレ」、実は今も新車で買えるってご存じでしょうか? 販売しているのは、ドイツの老舗チューナーであるブラバスです。
ブラバスが手がけているのは、最新世代であるW465型のメルセデスAMG「G63」をベースとするふたつのカブリオレ、「800カブリオ」と「XL 800カブリオ」です。
両モデルに共通するのは、最新のCAD技術と高強度スチールを駆使した極めて複雑なソフトトップシステム。500以上の特注部品で構成されるこの2ピース式ルーフは、ボタン操作により約20秒という速さで開閉します。
世界初となるフロントルーフ部のカーボンファイバー製補強フレームにより、高速走行時もルーフの形状は安定。これにより風切り音は劇的に低減されています。
ソフトトップ後端は、車体に組み込まれたスチール製ロールバーと一体化。ロールバーにはカーボンファイバー製のカバーが装着され、安全性とデザイン性を両立しています。
ブラバスによると、クローズドボディの「G63」と同等のねじり剛性を確保しているといいますから、さすがのひと言です。

「800カブリオ」のパワートレインは、4リッターのV8ツインターボ。もちろん、ブラバスによるチューニングが施され、最高出力800馬力、最大トルク1000Nmという数値をたたき出します。
ブラバス製ターボチャージャーと新たなECUのマッピングにより、6600回転で最高出力を発生。9速ATとフルタイム4WDシステムを介し、0-100km/h加速タイムはわずか4秒という数値をマークします。最高速度は240km/hに制限されていますが、これは安全上の配慮です。
「800カブリオ」は、“ワイドスター”と名づけられたワイドボディ仕様と24インチ鍛造ホイールの組み合わせで、圧倒的な存在感を放ちます。
ホイールは、フロント10J×24、リア12J×24というアグレッシブなサイズで、フロント295/30ZR24、リア345/25ZR24というワイドタイヤを組み合わせています。
サスペンションには調整式のスポーツスプリングを組み合わせており、車高を20mmまたは40mm下げることで、オンロードでのハンドリング性能を最適化します。
インテリアは、砂色の“オックスフォードサンド”と茶色の“カイロスブラウン”レザーで仕立てられ、メタリックブラックの外装との対比が美しい仕上がり。
トランク部までレザーで仕上げられていることからも分かるとおり、ハイパフォーマンスなだけでなくラグジュアリーな仕立てとなっています。
また「Gクラス」としては珍しく、オープンエアを快適に楽しむために「SLK」&「SLC」や「SL」に採用されていた、ヘッドレスト内蔵の“エアスカーフシステム”も装備されています。オープン走行時に首元へ温風を送ることで、快適性を大幅に向上させます。
●オフロードに最適化された「XL」とは?
一方、「XL 800カブリオ」は、“ペールブラウン”という専用ボディカラーをまとい、「800カブリオ」とは異なるキャラクターが与えられています。
その核心は、ブラバスが独自開発したポータルアクスル・サスペンションシステム。通常、ホイール中心を貫く駆動軸を、ホイールの中心より15cm高い位置に配置する機構です。
駆動軸からホイールへは、各車輪に組み込まれた専用ギアボックスを介して動力を伝達。この構造により、車体で最も地面に近い部分であるディファレンシャルギアが大幅に持ち上がり、最低地上高は驚異の47.9cmを実現しています。
搭載するエンジンやトランスミッションは「800カブリオ」と同じですが、ポータルアクスル・サスペンションシステムのギア比の都合上、0-100km/h加速タイムは4.6秒とわずかに遅くなります。最高速度も210km/hに制限されますが、この車両が真価を発揮するのは舗装路ではなくオフロードです。
インテリアは鮮烈な赤いレザーで統一されており、“ペールブラウン”の外装とドラマティックなコントラストを生み出しています。
パーフォレーテッド=穴あき加工が施されたシートには“シェル”キルティングが施されていて、最適な通気性を確保しています。
また、カーボンファイバー製のシフトパドル、ペダルパッド、ステアリングはレーシーな雰囲気を演出。ちなみにポータルアクスル・サスペンションシステム自体も赤く塗装されており、インテリアとの統一感を持たせています。
気になる価格は、各モデルとも50台限定で「800カブリオ」が90万6185ユーロ~(約1億6640万円~)、「XL 800カブリオ」が105万6244ユーロ~(約1億9414万円~)となっています。
VAGUEからのオススメ
海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】