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限定499台のハイパーカーはまさに“公道走行できるF1マシン”!? 走行1万キロ未満の極上「ラ・フェラーリ」がオークション登場 いくら出せば落札できそう?

0-100km/h加速はライバルを凌駕する2.4秒

 2026年2月に米国フロリダ州ボカラトンで開催されるRMサザビーズ主催のオークションに、2015年式フェラーリ「ラ・フェラーリ」が出品される予定です。

 どんなクルマなのでしょうか。

 フェラーリは数ある自動車メーカーの中でも、とりわけ限定生産のスーパーカーを通じて、性能とデザインの限界に挑み続けてきたブランドです。

 1980年代半ばの「288GTO」を皮切りに、「F40」、「F50」、「エンツォ」、そして現在の「F80」に至るまで、これらのモデルは単なる記念碑的存在にとどまらず、「最高のものしか作らない」というフェラーリの哲学そのものを体現してきました。

 しかし2010年代初頭、ポルシェ「918スパイダー」やマクラーレン「P1」といったハイブリッド・ハイパーカーの登場により、その価値観は大きな挑戦を受けることになります。

 フェラーリは65年以上にわたり培ってきた競争の精神をもってこれに応え、従来を凌駕する性能と技術を備えた新たな限定モデルを世に送り出しました。

 2013年のジュネーブ・サロンで発表されたその名は「ラ・フェラーリ」。直訳すれば「ザ・フェラーリ」です。その名に違わぬ内容であったことは、後に明らかになる性能数値が雄弁に物語っています。

 ラ・フェラーリの心臓部には、FXX譲りの6.3リッターV12自然吸気エンジンが搭載されています。13.5:1という高圧縮比から789馬力を発生し、最高回転数は9250rpmに達します。

オークションに出品予定の2015年式フェラーリ「ラ・フェラーリ」Michael Alan Ross(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに出品予定の2015年式フェラーリ「ラ・フェラーリ」Michael Alan Ross(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's

 ここにF1由来のKERS技術を応用した電動モーターが加わり、システム総出力は949馬力に到達しました。0-100km/h加速はわずか2.4秒、加速性能は同時代のライバルを凌駕します。

 シャシにはF1マシンと同様に焼成されたカーボンファイバー製モノコックが用いられ、ドライバー中心の設計思想が徹底されています。シートは固定式で、ペダル側を調整するというレーシングカーさながらの構造です。

 デザインはフラビオ・マンゾーニが手がけ、エンツォの攻撃的造形から一転、低く流麗なフォルムを実現しました。可変式エアロダイナミクスやカーボンセラミックブレーキなど、最先端技術も惜しみなく投入されています。

 2016年に生産を終了したクーペ版ラ・フェラーリは499台限定で製造されました。公式の販売価格は130万ドル以上でしたが、それらすべてが完成前に完売しました。

 今回オークションに出品予定の車両、ナンバー211999はそのうちの1台で、カリフォルニアの穏やかな環境で大切に保管され、走行距離も4788マイル(約7788km)と非常に控えめです。

 フェラーリ・クラシケのイエローブックを含む完全な書類が揃い、「ビッグシックス」と称されるフェラーリ・ハイパーカー史において、コレクションの中核を担うにふさわしい存在といえます。

 ラ・フェラーリはまさに、技術、情熱、そして伝統が結晶した“THE Ferrari”なのです。

 この2015年式フェラーリ「ラ・フェラーリ」、落札予想価格は445万ドルから475万ドル(1USドル=155.3円換算で、日本円で約6億9103万円から7億3762万円)とされています。

Gallery 【画像】超カッコいい! 「ラ・フェラーリ」を写真で見る(34枚)
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