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雪上で分かったスバル「フォレスター」の“本当の実力” 1.8ターボ車が見せたSUVらしからぬ軽快感と“ストロングハイブリッド”の意外な美点とは

売れすぎて“B型”は受注終了! 気になる新グレードとは?

 そんな好印象だった1.8リッターターボ車から、人気の“ストロングハイブリッド”を搭載する「Xブレイク S:HEV EX」へと乗り換えます。

 コチラの方が重さを感じるシーンが多いため、コントローラブルな領域は必然的に小さい印象です。単純に重いだけでなく、駆動用バッテリーという重量物がどこにレイアウトされているかも重要なポイント。“ストロングハイブリッド”車はレイアウト上、駆動用バッテリーがリアのオーバーハングにも搭載される形となっており、慣性バランスの面で不利となっているのは明白です。

 また、ハイブリッド特有の回生ブレーキが介入するため、ブレーキのコントロール性も1.8リッターターボ車に軍配が上がります。

 このように表現すると、「“ストロングハイブリッド”車はスノーロードだとダメ」と思うかもしれませんが、こうしたシチュエーションだからこそ分かる美点も見えてきました。それは、トラクション性能です。

 モーター駆動車らしく初動時のトルクが大きく、また、そのトルク制御を緻密におこなえていることも“ストロングハイブリッド”車の魅力。そのため発進時は1.8リッターターボ車より力強く、確実にクルマを前へと進めてくれます。雪上など低μ路における脱出力や登坂力といった部分では、コチラの方に分がありそうです。

 このように現行「フォレスター」は、1.8リッターターボ車も“ストロングハイブリッド”車もハイレベルな雪上性能を誇ります。

 今回はクローズドコースでの走行だったため、比較的ハイペースで走ることが可能でしたが、いずれのパワートレインも安心して余裕を持って走行することができました。

 ただし、そこからさらに一歩、踏み込んでスピードレンジが上がった場合や、クルマを振り回すようなドライビングの楽しさを求めたときには、1.8リッターターボ車のよさが光る……という印象。もちろん“ストロングハイブリッド”車も、同セグメントの他のSUVに比べると、スノーロードでの性能はかなり高いところにあるといえます。

雪上での安定した走りが魅力的なスバル「フォレスター」
雪上での安定した走りが魅力的なスバル「フォレスター」

 そんな現行型「フォレスター」ですが、デビュー以降、好調なセールスが続いており、すでに現行モデルは生産上限に達しているとのこと。そのため販売店からの情報によると、商談時はすでに次の年次改良モデル“C型”の先行予約がスタートしているようです。

 ちなみに、現行「フォレスター」はアメリカ市場で先行発売されたため、2025年に日本市場へ投入されたモデルは“B型”、そしてまもなく登場する商品改良モデルは“C型”になるといいます。

 今度の年次改良では、装備類や機能面の向上などが図られる見込みですが、なかでも最大の注目は、これまで「スポーツ」系グレードのみのラインナップだった1.8リッターターボ車に、新グレードとなる「ツーリング(Touring)」が追加される点。

「ツーリング」は装備を吟味したエントリーグレードという位置づけですが、ナビゲーションやETCなど「標準装備だとうれしい」装備類はしっかりと標準で備わる見込みです。

 さらにスバル車らしく、見えない部分ですが走り味を向上させる細かい改良も施される模様。好調なセールスが続く現行型「フォレスター」は、さらに魅力的なモデルへと成長しそうです。

Gallery 【画像】超カッコいい! 雪上でも安定した走りを披露するスバル「フォレスター」を写真で見る(30枚以上)

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