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“雪も走れる夏タイヤ”ミシュランの新オールシーズンタイヤ「クロスクライメート3」はホントに雪道でも大丈夫? 実際に冬の北海道で試してわかった進化とは

「クロスクライメート3スポーツ」はどう?

 次は「クロスクライメート3スポーツ」を履いたVWゴルフ8eTSI(FWD)に乗りました。タイヤサイズは225/40R18 92YXLです。

 ミシュラン「クロスクライメート3スポーツ」を装着したアウディA3スポーツバッククワトロで雪上の円旋回をテスト
ミシュラン「クロスクライメート3スポーツ」を装着したアウディA3スポーツバッククワトロで雪上の円旋回をテスト

 ゴルフ自体がしっかりしたボディ、サスペンションを持つクルマですが、「クロスクライメート3スポーツ」もそれに負けないしっかりした感じのタイヤでした。

 極端な言い方をすると、ハンドルを切ったときにタイヤが変形しないで向きを変えていく感じで、雪をダイレクトに掴んでいるのがわかります。

 これはケースと呼ばれる、タイヤ自身の骨格に当たる部分がしっかりしているからでしょう。トレッド面も超高速走行時にベルトの浮き上がりを抑えるキャップはナイロンとアラミドを組み合わせた材料なので、これもしっかり感に通じていると思います。

 このタイヤのスピードレンジは「Y」なので、日本では無理ですが時速300km/hまで耐えられます。

 雪上でのグリップ限界が高いだけでなく、限界を超えたところでも急にグリップが下がって滑ることがないから安心感があります。ハンドル応答性も良いですが、ちゃんと手応えで限界を超えるところがわかるのです。

「クロスクライメート3スポーツ」は「クロスクライメート3」と比べて、キャップの材質を強くしたり、トレッドコンパウンドをよりウェット路面に強くしたり、トレッドパターンも若干モディファイしているということで、よりスポーティな走りができるようになっています。

 上り下りがあるカントリーロードでは225/65R17 106V XLの「クロスクライメート3」を履いたRAV4に試乗しました。

 比較として225/65R17 106TXLの「X-ICEスノー」にも乗りましたが、さすがスタッドレスのスノーグリップの強さ、ハンドル応答性の良さ、アイス路面での制動感などの良さを感じました。「クロスクライメート3」はアイス路面では滑り量が大きめでしたが、雪道も含めて乱暴に運転しなければ、安心感を持って運転できることは確認しました。

 雪上の円旋回では「クロスクライメート3スポーツ」を履いたアウディA3スポーツバッククワトロに乗りました。ここではスタッドレスタイヤの「X-ICEスノー」、先代の「クロスクライメート2」にも乗りましたが、「クロスクライメート3スポーツ」はスピードを上げていっても反応が穏やかでコントロールしやすいことと、滑り出したとしてもグリップが完全に抜けることがない安心感がありました。

 ミシュラン「クロスクライメート3スポーツ」
ミシュラン「クロスクライメート3スポーツ」

 今回の試乗で感じたことは、2世代目から3世代目へのクロスクライメートの進化は大きいということ。雪でも走れる夏タイヤというコンセプトは、雪はもっと強く、夏ももっと強くなった印象です。

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こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

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