“ロールス・ロイス伝統のアイコン”を3Dプリンターで封印!? ドバイのチューナーが超高級オープンカー「ドーン」に施した衝撃のカスタマイズとは
ロールス・ロイスの伝統的アイコンを大胆に刷新
高級車のカスタマイズを得意とするドバイのヴェヌーム(Venuum)が、ロールス・ロイスのラグジュアリーオープンカー「ドーン」に装着する過激なワイドボディキット、その名も「ホワイト・エンジェル」を発表しました。
最大の衝撃は、なんといってもフロントグリルの処理でしょう。ヴェヌームは、ロールス・ロイスの伝統的アイコンである“パンテオン・グリル”をあえて3Dプリント製のプラスチックパネルに交換。三角形の穴を幾何学的に配置するデザインに仕立て直しています。
同じ三角形のモチーフはロワーインテーク部にも展開されており、フロントフェイス全体が独自の幾何学パターンで覆われた格好です。「ホワイト・エンジェル」という名称と三角形の形状から想像するに、氷の結晶をイメージしているのかもしれません。
フロントバンパーには丸い補助ライトが深く埋め込まれており、ヘッドライトはボディキットによって一部が隠される形に。ボンネットフード上のマスコット“スピリット・オブ・エクスタシー”はホワイトに変更され、その下に収まるロールス・ロイスのバッジもオレンジに置き換えられています。
サイドとリアには、極端に張り出したワイドボディパネルが装着されています。フロントおよびリアのクォーターパネルに加え、ロッカーパネルも大きく拡幅されており、「ドーン」のシルエットを根本から変更。ロールス・ロイスが2016年に発表したコンセプトカー「103EX」を想起させるような未来的なたたずまいです。

リアまわりの変更は、もはや原型をとどめないレベルです。超スリムなテールライト、連続するLEDライトバー、ディフューザーを備えた再設計バンパー、そしてアフターマーケットのエキゾーストアウトレットが装着されています。
インテリアは、ホワイトとオレンジのレザーによるハイコントラストな配色で彩られ、エクステリアの大胆さに負けない仕上がりです。
●ソーシャルメディア時代の超富裕層に向けた1台
「ホワイト・エンジェル」のボディキットを装着した「ドーン」は、伝統的なロールス・ロイスのオーナーからは眉をひそめられるかもしれません。しかし、新世代の富裕層……特にソーシャルメディア時代において、目立つことを重視する層にとっては理想的な1台といえるでしょう。
「ホワイト・エンジェル」は25台分のみの限定生産。差別化を図りたいオーナーには希少性の高さが魅力であり、このスタイルが好みに合わない人にとっても、実物に遭遇する機会はそうそうないはずです。
ヴェヌームは、2018年にスペインで設立され、2022年にドバイへと拠点を移したカスタマイズショップ。2025年にはロールス・ロイス「レイス」にスネークスキンのインテリアを施した「Apollo」という過激なモデルを発表したほか、フェラーリ「プロサングエ」やBMW「XM」など、他の高級車ブランドにも手を広げています。
セレブリティやプロアスリート向けの車両カスタマイズも多数手がけており、超富裕層の間で確固たる評価を獲得しているようです。
なお、先日までヴェヌームのホームページには「ホワイト・エンジェル」専用のページが用意されていて予約数を確認できましたが、現在は削除されています。
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「ホワイト・エンジェル」はカスタマイズの新境地なのか、それとも、行き過ぎた個性の追求なのか。答えは見る人それぞれでしょう。飽くなき差別化への探求は、尽きることがないようです。
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