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「えっ、フロントガラスがなくても平気なの?」149台限定の特別なマクラーレンを発見 走行わずか441キロの“ほぼ新車” 2021年式「エルバ」とは

2オーナーで大切に保管された極上車

 2026年3月に米国フロリダ州アメリア島で開催されるブロードアローオークション主催のアメリアオークション2026に、2021年式2021年式「エルバ」が出品される予定です。

 どんなクルマなのでしょうか。

 エルバは、1960年代のブルース・マクラーレンによるオープンレーシングカーの思想を現代に受け継いだモデルで、アルティメットシリーズ第5弾として登場しました。

 車名はフランス語の「elle va(彼女は走る)」に由来し、かつてのグループ7およびカンナム用スポーツプロトタイプに着想を得ています。800馬力を誇るオープンエアモデルとしてドライバーとの一体感を目指した、マクラーレン史上もっとも俊敏なロードカーとされています。

 特徴的なのは独自のアクティブ・エア・マネージメント・システム(AAMS)です。

 ノーズから取り込んだ空気を乗員の前方へ大きく湾曲させて流すことで、フロントガラスがなくても快適な空気の層を形成します。

 時速25マイル(40km/h)以上で作動し、サーキット走行時には停止させてエンジン冷却へ振り分けることも可能です。さらに可変リアスポイラーはエアブレーキとして機能するほか、F1のDRSのように空気抵抗を減らして加速性能を高めます。

パワーユニットは4リッターV8ツインターボで、804馬力を発生します。チタン製エキゾーストによる鋭いサウンドと、アクティブサスペンションおよび電動油圧ステアリングが組み合わされ、走行モードは公道用から本格的なサーキット走行まで選択できます。

 ボディは3枚のカーボンファイバーパネルで構成され、F1由来の造形を思わせる流麗なフォルムを実現しています。内外装はシームレスにつながるデザインとなり、金属削り出しパーツやカーボン素材が随所に用いられています。

オークションに出品される予定の2021年式マクラーレン「エルバ」(c)BROAD ARROW Auctions
オークションに出品される予定の2021年式マクラーレン「エルバ」(c)BROAD ARROW Auctions

 オークションに出品予定のエルバは2021年式で、149台中119番目の個体です。

 シリカホワイトの外装に多数の特注装備が与えられ、軽量ホイールやレッドのチタンブレーキキャリパー、MSOによる各部カーボンパーツを装備します。ウインドスクリーンがないためコックピットの仕立ても際立ち、レッドレザーにホワイトステッチを組み合わせた専用インテリアが確認できます。

 2021年12月に販売店へ納車後、定期整備を受けながら大切に保管され、2025年に次のオーナーへ渡りました。走行距離は新車時からわずか276マイル(約441km)にとどまります。

 この2021年式エルバ、落札予定価格は120万ドルから150万ドル(1USドル=155円換算で、日本円で約1億8600万円から2億3250万円)とされています。

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