最軽量フレーム×官能的3気筒が魅力! 街乗りからワインディングまでこなすヤマハのスーパースポーツ「YZF-R9」は懐が深い“公道最強”バイク
歴代モデルで最軽量のアルミフレームを採用
ヤマハ発動機が誇るスーパースポーツバイク「YZF-R」シリーズに、2025年に新たに加わったのが「YZF-R9」。独自の3気筒エンジンを搭載したこのモデルは、どのような走りを味わわせてくれるのでしょう?
「YZF-R9」の特徴は、なんといってもヤマハが“CP3”と呼ぶ888ccの3気筒エンジンです。これは「MT-09」や「XSR900」に搭載されてきたパワーユニットで、俊敏な加速性能を誇ることから同エンジンを搭載するスーパースポーツバイクの登場を熱望する声が以前から挙がっていました。
そうしたリクエストに応えるべく誕生したのが、今回フォーカスする「YZF-R9」です。「YZF-R」シリーズの中でも、フラッグシップの「YZF-R1」と「YZF-R6」はレースでの性能を重視したモデルですが、新しい「YZF-R9」も2025年のスーパースポーツ世界選手権でチャンピオンを獲得するなど、レースでもその高い性能が証明されています。
「YZF-R9」は“CP3”エンジンを搭載していますが、ネイキッドバイクの「MT-09」にフルカウルをまとわせただけのモデルではありません。アルミ製のフレームは専用設計で、「MT-09」に比べてねじり剛性が18%、縦横の剛性もそれぞれ37%と16%アップしています。
それでいて、このフレームはヤマハの歴代スーパースポーツの中で最軽量となる9.7kgを実現。ヤマハがこのモデルを本気で開発してきたことがうかがえます。

前後の足まわりには、新構造となるKYB製サスペンションを採用。フロントフォークはインナー径43mmの倒立式で、右が伸び側、左が圧側の減衰を受け持つ左右独立方式となっており、圧側は高速と低速のセッティングが可能なフルアジャスタブルです。
リアサスペンションは、極低速減衰力発生構造を持つ新設計タイプ。微低速領域をつかさどるバルブが追加されていて、上質なストローク感と接地感を生み出しています。
なおフロントブレーキは、キャリパーもマスターシリンダーも制動力とコントロール性に定評のあるブレンボ製となっています。
そのデザインは、スーパースポーツバイクらしいアグレッシブなもの。「YZF-R」シリーズに共通するモノアイ風のフロントフェイスに、カウル一体型のウイングレットを装備。これは、サーキット走行時にフロントリフトを抑えるためのものではなく、公道走行で横風などの外乱を抑制し、旋回中により接地感を高めることを目的とした形状となっています。
イマドキのバイクらしく、トラクションコントロールやリフトコントロール、エンジンブレーキマネージメントなどの電子制御も充実。ラップタイムなどの走行データをスマホアプリで確認できるコネクテッド機能にも対応しています。
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