VAGUE(ヴァーグ)

それでも軽自動車の“2倍”のパワーがあるのね 走りがシビれる国内メーカー「ミドルクラス・スーパースポーツ」3選

続いて600ccクラスのホンダと「プラスα」のカワサキの2台

●ホンダ「CBR600RR」

 次に紹介するのは、ホンダ「CBR600RR」です。

ホンダ「CBR600RR」
ホンダ「CBR600RR」

 このモデルは、プロダクションレースのベースモデルとしてのポテンシャルを持つ、生粋のスーパースポーツです。

 外観にはMotoGPマシン「RC213V」で培われた空力技術が採用されており、フロントカウルには効果的にダウンフォースを発生させるウイングレットが装備されています。

 また、リア周りのセンターアップマフラーを採用したデザインは、CBR600RRのアイデンティティとして継承されています。

 エンジンは、599ccの水冷4ストロークDOHC直列4気筒を搭載しています。

 このエンジンは、カムシャフトやクランクシャフトの素材変更、吸排気効率の向上などにより、最高出力は121psを1万4250回転という高回転域で発生させます。

 最大トルクは63Nmを1万1500回転でマークし、高回転まで鋭く吹け上がる出力特性を持っています。

 そして機能面では、ボッシュ製6軸IMUを用いた車体姿勢推定システムを搭載しています。

 これにより、ABSやトルクコントロール(HSTC)が緻密に制御され、サーキットなどの限界走行時においてもライダーの操作をサポートします。

 なお、価格は157万3000円です。

● カワサキ「ニンジャ ZX-6R」

 最後に紹介するのは、カワサキ「ニンジャ ZX-6R」です。

カワサキ「ニンジャ ZX-6R」
カワサキ「ニンジャ ZX-6R」

 このモデルは、600ccクラスの車体に636ccのエンジンを搭載するという、カワサキ独自のパッケージングが特徴のモデルです。

 この「プラス37cc」の余裕が、サーキットでのパフォーマンスとストリートでの扱いやすさの両立に寄与しています。

 外観デザインには、「ニンジャ ZX-10R」の流れを汲むレイヤー構造のフロントカウルを採用。プロジェクターとリフレクターを組み合わせたヘッドライトや、空力性能を考慮したインレット形状が、アグレッシブな印象を与えます。

 そして、搭載されるエンジンは、636ccの水冷4ストロークDOHC並列4気筒です。

 このエンジンの最高出力は122psを1万3000回転で発生し、走行風を取り入れるラムエア加圧時には128psに達します。

 そして最大トルクは69Nmを1万1000回転で発揮し、低中回転域でのトルク特性も考慮されたセッティングとなっています。

 また足回りには、ショーワ製のSFF-BP(セパレートファンクションフロントフォーク・ビッグピストン)が採用され、サーキットからワインディングまで幅広いシーンに対応します。

 電子制御としては、トラクションコントロール(KTRC)やパワーモード、それらを統合したインテグレーテッドライディングモードが搭載されています。

 なお、価格は159万5000円です。

※ ※ ※

 今回取り上げたモデルは、各メーカーが独自のアプローチでミドルクラスの新たな可能性を提示したものです。

 かつては画一的だったエンジン形式や排気量が多様化したことで、ライダーが自身の用途に合わせて最適な一台を選べるようになった点は、市場における大きな進化といえます。

 これらのモデルが次世代のスポーツバイクシーンにどのような影響を与えていくのか、今後の動向にも注目が集まりそうです。

Gallery 【画像】超カッコいい! 120馬力超えの国産「ミドル・スーパースポーツ」を写真で見る(43枚)
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Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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