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当時の少年は「カウンタック派」と「BB派」に分かれた!? スーパーカーブームで人気だった「365BB」を発見 52年前の“白いフェラーリ”の令和での価値は

387台しか作られなかったフェラーリ初のミッドシップ12気筒ロードカー

 2026年4月にモナコで開催されるRMサザビーズ主催のオークションで、1974年式フェラーリ「365GT4 BB」が出品される予定です。

 どんなクルマなのでしょうか。

「ベルリネッタ・ボクサー(BB)」は1971年のトリノ・モーターショーで発表され、フェラーリのデザインに新たな方向性を示したモデルです。

 それまで主流だったフロントエンジン車の曲線的なスタイルとは対照的に、ミッドシップレイアウトと直線的でシャープなデザインを採用し、ブランドのイメージを大きく刷新しました。

 デザインはピニンファリーナのレオナルド・フィオラヴァンティが手がけています。

 車体にはセミモノコック構造と鋼管フレームを組み合わせた新設計が採用され、レーシングカー「250LM」や「ディーノ206/246」の技術が活かされています。

 搭載される4.4リッターのフラット12エンジンはリアアクスル前方に縦置きされ、F1マシン「312B」や「365 GTB/4デイトナ」に通じる系譜を持つユニットです。

 本モデルは1973年に「365GT4 BB」として登場し、デイトナの後継を担うとともに、フェラーリ初の12気筒ミッドシップ市販車となりました。その後は「512BB」、さらに「テスタロッサ」へと発展しています。

 生産台数は1973年から1976年までのわずか387台で、現在では高い希少性を誇ります。

オークションに出品予定の1974年式フェラーリ「365GT4 BB」Paolo Carlini(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに出品予定の1974年式フェラーリ「365GT4 BB」Paolo Carlini(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's

 今回オークションに出品される個体は、希少なビアンコ・ポロのボディにネロのレザー内装を組み合わせた仕様で、1974年3月20日に生産され、ミラノの正規ディーラーを通じて新車として納車されました。

 イタリアで登録されたナンバー「VA 423947」を現在も保持しています。

 整備履歴によると、2000年代前半から中頃にかけてアウトオフィチーナ・ボニーニ・カルロでレストアが行われ、ボディ修復はバッケリ&ヴィッラが担当しました。エンジンは状態が良好だったため手を加えられていません。現在はフェラーリ・クラシケによる検査を受け、「レッドブック」認証取得が進められています。

付属品として、マニュアル類が収められたレザーフォリオや工具キット、ジャッキ付きツールバッグも備わっています。

 この1974年式フェラーリ「365GT4 BB」、落札予想価格は25万ユーロから32万5000ユーロ(1ユーロ=183.8円換算で、日本円で約4595万円から5974万円)とされています。

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