スペックだけで震える… 速さも美しさも“別格” 欧州メーカーの設計思想が反映された「大型スーパースポーツバイク」3選
続いては、BMWとKTMのスーパースポーツ
●BMW「S1000RR」
次に紹介するのは、ドイツのBMWモトラッドによる「S1000RR」です。
2009年の登場以来、常にクラスのベンチマークとして君臨し続けてきたRRの系譜にあるこのマシンは、ミリ単位のアップデートを繰り返して進化を続けています。

外観デザインにおける最大の特徴は、新形状のウイングレットを備えたフェアリングであり、300km/h走行時に23.1kgというダウンフォースを発生させてフロントの浮き上がりを抑制します。
そして、エンジンはBMWシフトカムを搭載した999cc水冷直列4気筒で、最高出力210ps、最大トルク113Nmというパワーを発生させます。
機能面では、ステアリングアングルセンサーの搭載により、減速時のブレーキスライドアシストや加速時のスライドスリップコントロールといった最新の電子制御が標準装備されています。
また、TFT液晶カラーディスプレイは3種類の表示モードを選択でき、イグニッションをオフにした際の設定を維持する機能も備わっています。
なお、価格は標準モデルが268万8000円からに設定されています。
さらに、Mカーボンホイールなどを装備するMスポーツパッケージ仕様もあり、仕様によって価格が異なります。
●KTM「990 RC R」
最後に紹介するのは、オーストリアのメーカー、KTMが送り出す「990 RC R」です。
かつてのRC8の精神を現代に蘇らせたこのモデルは、KTMが提唱する「レディ・トゥ・レース」の思想を具現化したミドルクラス以上の性能を持つスーパースポーツです。

外観デザインは、鋭いエッジと姿勢に目的を持たせた機能的な造形であり、公道での実用性も考慮された設計となっています。
そして、パワーユニットは947ccの水冷直列2気筒エンジンを採用しており、最高出力127.84ps、最大トルク103Nmを発生します。
また、機能面では、WP製のアジャスタブルサスペンションを前後に装備しており、圧縮側と伸び側の細かな調整を行うことで、路面状況に合わせた最適なセッティングが可能です。
フレームはエンジンを強度部材として利用するクロムモリブデン鋼製で、パウダーコーティングが施された高い剛性を持つ構造となっています。
車体重量は燃料を含まない状態で184kg、シート高は845mmに設定されており、本格的なスポーツライディングに対応するポジションが構築されています。
なお、このモデルは2026年の最新モデルであり、日本での販売価格等を含めた詳細な情報については未発表となっています。
2026年3月におこなわれる東京モーターサイクルショー2026において国内初披露される予定です。
※ ※ ※
今回取り上げた3モデルは、いずれも単なる移動手段を超えた、走る喜びを追求する海外メーカーの設計思想が反映されたものです。
環境規制の強化が進む中でも、エンジンの軽量化やエアロダイナミクスの進化によって、スポーツバイクの可能性は広がりを見せています。
今後も最新テクノロジーと伝統の設計が融合した新しいスーパースポーツの登場が期待されます。
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