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最初のオーナーは創設者の弟 ミウラより前の「青いランボ」が高値で落札 ランボルギーニ最初の量販市販車「350GT」の価値とは

 2026年4月、モナコで開かれたRMサザビーズ主催のオークションにおいて、1964年式ランボルギーニ「350GT」が出品され、高額で落札されました。

 本個体は、ランボルギーニ350GTの初期に生産された車両のひとつであり、創業者フェルッチオ・ランボルギーニの弟であるエドモンド・ランボルギーニへ新車として納められたという、ブランド創成期と強い関係を持つ1台です。

 華やかなスーパーカーの象徴として知られる兄フェルッチオに対し、エドモンドは控えめで実直な人物として知られ、兄の事業を支え続けた存在でした。

 本車は1964年10月15日に最終テストを完了し、翌16日にロッソ・マタドールのボディカラーとネロの内装をまとってエドモンドのもとへ納車されています。シャシ番号0110は生産9台目にあたる個体であり、各部仕様がまだ完全に統一される前の過渡期に製造されたことから、初期ランボルギーニの開発背景を色濃く残す貴重な存在といえるでしょう。

オークションに出品され、高額落札された1964年式ランボルギーニ「350GT」Federico Vecchio(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに出品され、高額落札された1964年式ランボルギーニ「350GT」Federico Vecchio(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's

 近年にはイタリアの専門チームによる包括的なレストアが行われ、外装はアズーロ・アクリリコ・メタリッツァートへと再塗装されています。この特徴的なメタリックターコイズは、最初の350GTであるシャシ0101が当初まとっていたカラーを踏襲したものです。

 なお同車はその後、1964年のジュネーブ・モーターショーへの出展に際してヴェルデ・ジネーヴラへと塗り替えられましたが、本来はこのカラーで披露されていました。

 さらに、著名なテストドライバーであるヴァレンティーノ・バルボーニがレストアに関与したことを示す書類も付属しています。2021年7月にはランボルギーニ・ポロ・ストリコにより、シャシ、エンジン、そしてツーリング・スーペルレッジェーラ製アルミボディのすべてがマッチングナンバーであると認証されました。

 このシャシ0110は、知識あるオーナーのもとで大切に維持されてきた個体であり、サンタアガタ・ボロネーゼにおける創業初期を象徴する、非常に純度の高い一台といえます。

 この1964年式ランボルギーニ「350GT」は、落札予想価格が40万ユーロから50万ユーロ(1ユーロ=186.8円換算で約7470万円から9340万円)と見込まれていましたが、最終的にはそれを上回る62万3750ユーロ(約1億1500万円)で落札されました。

Gallery 【画像】ランボの歴史はココから始まった! 62年前の「350GT」を写真で見る(25枚)
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